スプレッドをチャート上に表示するMT4インジケーター「bspread」
更新日時:2020年01月24日 06:38FXでは、取引によって見込まれる利益や想定される損失を見積もる際に、bidのレートとaskのレートの差であるスプレッドを考慮する必要がありますが、スプレッドを簡単に確認できないだろうかと考えたことはないでしょうか。
「bspread」はスプレッドをチャート上に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
スプレッドを一目で確認できるようにしておきたい方
スキャルピングをメインに取引している方
この記事では上記のような方のために、「bspread」について解説していきます。
bspreadの概要
「bspread」を起動すると、現在表示させている通貨ペアのスプレッドがチャート上にテキストで表示されます。
このインジケーターを導入すると、画像のチャートはGBP/USDなので、画像のようにGBP/USDのスプレッドがテキストで表示されます。
シンプルながらもパラメータ-の設定が豊富なインジケーターで、テキストの表示位置やテキストのフォント、色、大きさを自由に設定することが出来ます。
スキャルピングのように小さな値幅の利益を狙って、取引を繰り返すタイプの取引では、スプレッドによる損益への影響が大きいため、スプレッドに注意を払っておく必要がありますが、このインジケーターを起動しておけば、一目でスプレッドを確認することができます。
bspreadを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
bspreadのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
bspreadのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「bspread」のパラメーターはインジケーターの表示位置を設定するPartAと、テキストの設定を行うPartBで構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
PartA |
Location settings |
Indicator location on chart |
表示位置 初期値:4 インジケーターをチャート上のどの角に表示するのかを設定します。 |
location description |
1 : top-right, 2 : botton-left, 3 : botton-right, 4 : top-left |
PartB |
Font settings |
Indicator font |
フォント 初期値:Tahoma フォントの種類を設定します。 |
Indicator color |
色 初期値:Red テキストの色を設定します。 |
Indicator font size |
サイズ 初期値:10 テキストの大きさを設定します。 |
「Indicator location on chart」は、インジケーターを表示する位置を番号で指定する必要があり、使用できる番号と表示位置は、「location description」に記載されている番号で確認できます。
まとめ
「bspread」について解説してきましたが、ポイントをまとめると次のようになります。
通貨ペアのスプレッドをチャート上にテキストで表示する。
テキストの表示位置やサイズ、色などを細かく設定できる。
「bspread」は、通貨ペアのスプレッドをチャートで確認できるようにしておきたい方に、向いているインジケータです。
特にスキャルピングのように、スプレッドによる影響を大きく受けるスタイルで、取引している方にはおすすめです。