3本の移動平均線をワニになぞらたトレンドフォロー系MT5インジケーターを表示する「alligator」
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移動平均線を複数表示してトレンドを捉える手法には様々なものがありますが、1つのインジケーターで複数の移動平均線を、1度に表示できればと考えたことはないでしょうか?
「alligator」3本の移動平均線を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドを捉えたい方
相場にトレンドが存在するか否かを分析したい方
この記事では以上のような方のために、「alligator」について解説します。
alligatorの概要
「alligator」では、3本の平均線をそれぞれワニの「アゴ」「歯」「口」になぞらえており、「アゴ」が青色の移動平均線、「歯」が赤色の移動平均線、「口」が緑色の移動平均線としてチャート上に表示されます。
「alligator」の各移動平均線の算出方法は以下の通りです。
中央価格=(高値+安値)/2
アゴ=中央価格の13期間移動平均線
歯=中央価格の8期間移動平均線
口=中央価格の5期間移動平均線
各移動平均線は、チャート右側にシフトして表示され、シフト幅は「アゴ」が8期間、「歯」が5期間、「口」が3期間です。
3本の移動平均線の間隔が狭くなっている場合(口を閉じた状態)は、相場に動意がなくトレンドが存在しないことを示しています。
それぞれの移動平均線の間隔が広がっている場合(口を開いている状態)は、トレンドが発生していることを示しています。
alligatorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
alligatorのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
alligatorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Jaws period |
アゴの算出期間 初期値:13 アゴのラインの算出期間を設定します。 |
Jaws shift |
アゴのシフト 初期値:8 アゴのラインの表示位置が変化します。 |
Teeth period |
歯の算出期間 初期値:8 歯のラインの算出期間を設定します。 |
Teeth shift |
歯のシフト 初期値:5 歯のラインの表示位置が変化します。 |
Lips period |
口の算出期間 初期値:5 口のラインの算出期間を設定します。 |
Lips shift |
口のシフト 初期値:3 口のラインの表示位置が変化します。 |
Moving average method |
移動平均算出方法 初期値:MODE_SMMA 移動平均の種類を設定します。 |
Applied price |
適用価格 初期値:PRICE_MEDIAN 移動平均の算出に用いる価格の種類を設定します。 |
「Jaws period」「Teeth period」「Lips period」は、それぞれの移動平均線の算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると値動きに対する反応が緩やかになり、小さな値に設定すると反応が俊敏になります。
「Jaws shift」「Teeth shift」「Lips shift」は、各移動平均線の表示位置を調整するための項目で、値に応じて移動平均線の表示位置が左右に移動します。
まとめ
「alligator」を使用する際のポイントをまとめると以下のようになります。
3本の移動平均線の間隔が狭くなっている場合、相場にトレンドが存在しない状態。
3本の移動平均線の間隔が広がっている場合、トレンドが発生している状態。
「alligator」は、トレンドを捉えたい方に向いているインジケーターです。
移動平均線を複数表示するトレンドフォロー系のインジケーターを探しているという方は、「alligator」を試してみると良いかもしれません。