トレンドを評価する移動平均線のようなラインを表示するMT5インジケーター「kalmanfilter」

更新日時：2022年10月18日 18:17

大まかなトレンドの方向や強さを分析できるインジケーターがあればと考えたことがないでしょうか。

「kalmanfilter」は、移動平均線のようなラインを表示するインジケーターで次のような方に向いています。

1. トレンドの大まかな方向を分析したい方

2. トレンドの強さを分析したい方

上記のような方のためにこの記事では、「kalmanfilter」について解説します。

1. kalmanfilterの概要
2. kalmanfilterを表示する方法
3. kalmanfilterのパラメーター解説
4. まとめ

kalmanfilterの概要

「kalmanfilter」を起動すると、チャート上に移動平均線のようなラインが表示されます。

値動きの方向によって、ラインの色が変化する点が「kalmanfilter」の特徴です。

上昇トレンドでは水色のラインが表示され、下降トレンドではオレンジのラインを表示。

ラインの傾斜がきつくなっている場合、強いトレンドが発生している可能性を示唆しています。

移動平均線とは算出方法が異なりますが、同じような用途で使用することができます。

kalmanfilterを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

kalmanfilterのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「Smoothing ratio」は、平滑化率を設定するための項目です。

大きな値に設定するほど値動きに対して、ラインがタイトに追従します

「Applied price」は、インジケーターの算出に用いる価格の種類を設定するための項目です。

デフォルトの状態では加重終値に設定されていますが、TPや中央値などに変更することもできます。

「Line color change method」は、ラインの色を変更するシグナルを設定するための項目です。

「Kalman」と「trend」の2つのシグナルから選択します。

「Horizontal shift of the indicator in bars」は、ラインの水平方向の表示位置を設定するための項目です。

10に設定した場合、ラインの表示位置がローソク足10本分右側に移動します。

「Vertical shift of the indicator in points」は、垂直方向のラインの表示位置を設定するための項目です。

10に設定した場合、ラインの表示位置が10pips分上に移動します。

まとめ

「kalmanfilter」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

1. 移動平均線のようなラインを表示

2. トレンドの強さを評価できる

3. 上昇トレンドでは水色、下降トレンドではオレンジのラインを表示

「kalmanfilter」は、大まかなトレンドの方向や強さを分析したい方に向いているインジケーターです。

トレンドの方向に応じて色が変化するので、MT5標準の移動平均線よりもトレンドを確認しやすいインジケーターといえるでしょう。