トレンドの転換と損切りの目安をドットで表示するMT5インジケーター「buysell」
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トレンド相場でエグジットするタイミングに迷った経験はないでしょうか。
「buysell」は、サポート水準やレジスタンス水準を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンド相場における損切り水準を分析したい方
トレンド相場でエグジットするタイミングを分析したい方
トレンドの方向を確認したい方
上記のような方のためにこの記事では、「buysell」について解説します。
buysellの概要
「buysell」は、移動平均とATRをベースにしたインジケーターです。
インジケーターを起動すると、チャート上にドットと四角いマーカーが表示されます。
緑色のドットは上昇トレンドでの損切り水準、ピンクのドットは下降トレンドでの損切り水準の目安です。
四角いマーカーは、トレンドが転換した可能性を示唆するシグナルです。
ポジションを保有している場合は、エグジットの目安として使用できるでしょう。
buysellを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
buysellのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
buysellのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「buysell」のパラメーターは、4つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
MA_Period |
移動平均の算出期間 初期値:14 移動平均の算出期間を設定します。 |
Smoothing method |
平滑化方法 初期値:MODE_SMA 移動平均の算出方法を設定します。 |
Price |
適用価格 初期値:PRICE_CLOSE インジケーターの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
ATR_Period |
ATRの算出期間 初期値:60 ATRの算出期間を設定します。 |
「MA_Period」は、移動平均の算出期間を設定するための項目です。
長い期間に設定すると長期的なトレンドが「buysell」に反映されるため、インジケーターの変化が緩やかになります。
「Smoothing method」は、移動平均を算出方法を設定するための項目です。
デフォルトの状態では単純移動平均に設定されていますが、指数平滑移動平均や平滑移動平均に変更することもできます。
「PRICE_CLOSE」は、インジケーターの算出に用いる価格の種類を設定するための項目です。
終値や始値のほか、中央値や加重終値なども選択できます。
「ATR_Period」は、ATRの算出期間を設定するための項目です。
短い期間に設定すると短期的なボラティリティーがインジケーターに反映されます。
まとめ
「buysell」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
移動平均とATRをベースにしたインジケーター
サポート水準やレジスタンス水準をドットで表示
四角いマークが表示された場合はトレンドが転換した可能性がある
「buysell」は、トレンド相場での損切り水準や、エグジットのタイミングを分析したい方に向いているインジケーターです。
レンジ相場では四角いマークが頻繁に表示されるので、使用する際は注意しましょう。