二重に平滑化した移動平均線を表示するMT5インジケータ-「X2MA」
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一言に移動平均線と言ってもさまざまな種類があり、単純移動平均線のようにスタンダードなものからVIDYAのように算出方法が複雑なものも存在します。
「X2MA」は、パラメーターで設定した平滑化方法で2重に平滑化した移動平均線を表示するで、次のような方に向いています。
カスタマイズ可能な移動平均線を探している方
実験的な移動平均線を試してみたい方
オリジナルの移動平均線を作りたい方
以上のような方のためにこの記事では、「X2MA」について解説します。
X2MAの概要
「X2MA」は指定した平滑化方法で2重に平滑化することで、独自の移動平均線を作り出すことができるインジケーターです。
平滑化方法は10種類用意されており、単純移動平均や指数平滑移動平均など、一般的に使用されているものほか、JMA適応平均といった平滑化方法も選択することができます。
自身の好みに合った移動平均線を作り出したいという方にとっては、便利なインジケーターと言えるでしょう。
X2MAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
X2MAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
X2MAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
First smoothing method |
1番目の平滑化方法 初期値:SMA 1番目の移動平均の種類を設定します。 |
First smoothing depth |
1番目の平滑化深度 初期値:12 1番目の移動平均の算出期間を設定します。 |
First smoothing parameter |
1番目の平滑化パラメーター 初期値:15 First smoothing methodの設定によって役割が変化します。 |
Second smoothing method |
2番目の平滑化方法 初期値:JJMA 2番目の移動平均の種類を設定します。 |
Second smoothing depth |
2番目の平滑化深度 初期値:5 2番目の移動平均の算出期間を設定します。 |
Second smoothing parameter |
2番目の平滑化パラメーター 初期値:15 Second smoothing methodの設定によって役割が変化します。 |
Applied price |
適用価格 初期値:Close 移動平均線の算出に用いる価格を設定します。 |
Horizontal shift in bars |
バー単位での水平方向へのシフト 初期値:0 移動平均線の表示位置が左右に移動します。 |
Vertical shift in points |
垂直方向へのシフト 初期値:0 移動平均線の表示位置が上下に移動します。 |
「First smoothing parameter」「Second smoothing parameter」は、 smoothing methodで選択した移動平均の種類によって役割が変化します。
JMAを選択した場合は位相、T3では平滑化率、VIDYAではCMO期間、AMAでは低速EMA期間の設定に使用されます。
ほかの移動平均を選択した場合は無効になります。
まとめ
「X2MA」の特徴をまとめると以下のようになります。
2重に平滑化した移動平均線を表示する。
1回目と2回目の平滑化方法を個別に設定できる。
「X2MA」は、カスタマイズ可能な移動平均線を探している方に向いているインジケーターです。
これまでにない移動平均線を作ってみたい方は、一度試してみると良いでしょう。