感度を調整できる二重平滑指数移動平均線を表示するMT5インジケーター「Generalized_DEMA」
更新日時:2019年07月01日 18:35
「Generalized_DEMA」は、Patrick Mulloyによって考案された二重指数平滑移動平均(DEMA)を、ベースにしたインジケーターでMladen Rakicによって開発されました。
「Generalized_DEMA」は、以下の方法によって算出されます。
ボリューム係数=1+「DEMA volume factor」
Generalized_DEMA=(ボリューム係数×N期間EMA)-N期間EMAのN期間EMA×「DEMA volume factor」
DEMAのボリューム係数は2に固定されていますが、Generalized_DEMAでは、任意の値に設定することができます。
インジケータを起動すると、チャート上に移動平均線が表示され、上昇している場合は緑色、下降している場合はオレンジで表示されます。
Generalized_DEMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでGeneralized_DEMAが表示されました。
Generalized_DEMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの項目は「DEMA period」「DEMA volume factor」「Price」の3項目で、初期設定の値は「DEMA period」が14、「DEMA volume factor」が0.7、「Price」がcloseに設定されています。
「DEMA volume factor」は、ボリューム係数を設定する項目で、0~1の値を設定することができます。
DEMA period |
DEMA算出期間 |
DEMA volume factor |
ボリューム係数 |
Price |
適用価格 |
ボリューム係数を高く設定するほど、インジケーターの反応を速くなりますが、その分ノイズも多くなります。
開発者によると、「DEMA volume factor」を1より高い値に設定すると、インジケーターが使用不可能になるため、入力できる値を1以下に制限しているとのことです。
これは「Generalized_DEMA」では、ボリューム係数を1+「DEMA volume factor」としてDEMAを算出しており、「DEMA volume factor」を1より高く設定してしまうと、オリジナルのDEMAのボリューム係数である2を超えてしまうためと考えられます。
好みの分かれるところではありますが、より反応速度の速いEMAを探しているという方は、試してみても良いかもしれません。


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