フィルター付きT3移動平均線を表示するMT5インジケーター「Stripped_T3_levels」
更新日時:
「Stripped_T3_levels」は、Tim Tillsonが考案したT3にフィルターを追加したインジケーターで、Mladen Rakicによって開発されました。
T3ではGDEMAというボリューム係数で、感度を調整できる二重平滑指数移動平均が用いられており、GDEMAのみで平滑化したレベル1、GDEMAで二重に平滑化したレベル2、三重に平滑化したレベル3という3種の平滑化レベルがあり、「Stripped_T3_levels」では、どのレベルを表示するのかを選択することができます。
インジケーターを起動すると、T3とUplevel・Downlevelの3本のラインが表示され、Uplevelは緑色の破線、Downlevelは赤の破線で表示されます。
UplevelとDownlevelはフィルターの役割を果たしており、T3がUplevelを下から上に抜けた場合は上昇トレンドに入った可能性を示唆し、T3がDownlevelを上から下に抜けた場合は下降トレンドに入った可能性を示唆しています。
Stripped_T3_levelsを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご覧下さい。
これでStripped_T3_levelsが表示されました。
Stripped_T3_levelsのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの項目は「T3 period」「T3 volume factor」「Price」「T3 type」「Level to display」の5項目で、初期設定の値は「T3 period」が9、「T3 volume factor」が0.3、「Price」がclose、「T3 type」がT3 tillson、「Level to display」がlevel3に設定されています。
T3 period |
T3算出期間 |
T3 volume factor |
T3ボリューム係数 |
Price |
適用価格 |
T3 type |
T3の種類 |
Level to display |
表示するレベルの種類 |
フィルタリングが行われているインジケーターですが、移動平均線がベースになっているため、動意の薄い相場ではダマしのシグナルに注意する必要があります。
フィルターのおかげで、トレンド相場内でのダマしのシグナルは少なくなっていますが、トレンドの転換を捉える場合は、フィルターによって反応が遅くなる傾向にあるため、そういった用途には向かないインジケーターと言えます。
実際の取引で使用する前に、相場に合わせてボリューム係数や表示するレベルを調整した方が良いかもしれません。