VHFでフィルタリングされた適応型移動平均線を表示するMT5インジケーター「Step_VHF_adaptive_VMA」
更新日時:2019年06月29日 17:43
「Step_VHF_adaptive_VMA」は、相場のボラティリティーに応じて自動的に算出期間を調整するVMA(可変移動平均線)を表示するインジケーターでMladen Rakicによって開発されました。
VMAは、Tushar Chandeによって考案された指数平滑移動平均線の一種で、「Step_VHF_adaptive_VMA」では、ボラティリティーの尺度の設定するVIという値を固定値ではなく、VHFというフィルターを用いて決定しています。
「Step_VHF_adaptive_VMA」の算出方法は以下の通りです。
VHF=(M期間の最高値-M期間の最安値)/前日VHFとの差の絶対値のM期間合計
Step_VHF_adaptive_VMA=前日のVMA+(直近の終値-前日のVMA)×2/(N+1)×VHF
「Step_VHF_adaptive_VMA」では、小さなの値動きを除外するための、ステップを設定することができ、ノイズを低減させることができます。
Step_VHF_adaptive_VMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでStep_VHF_adaptive_VMAが表示されました。
Step_VHF_adaptive_VMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの項目は、「VMA period」「VHF period」「Price」「Step size (pips)」の4項目で構成され、「VHF period」を1以下に設定すると「VMA period」の値が「VHF period」に適用されます。
VMA period |
VMA算出期間 |
VHF period (<=1 for same as VMA period) |
VHF算出期間 |
Price |
適用価格 |
Step size (pips) |
ステップサイズ |
持ち合い相場ではステップが設定されているため、インジケーターの表示は水平に近いものになるため、ノイズが多くて使いづらいということもなさそうです。
インジケータの色は、少しでも値に変動があれば変化しますので、色だけではなく傾斜の度合いも確認するようにしましょう。
このインジケーター単体でエントリーのタイミングを計るのは、難しいかと思いますので、他のインジケーターと組み合わせて使用することをお奨めします。


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