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11本の移動平均線でトレンドの始まりを分析するMT4インジケーターを表示する「TrendStrength」

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TrendStrengthスクリーンショット

「TrendStrength」は、算出期間の異なる11本の移動平均線の差をもとに、価格の向かっている方向を表示するインジケーターで、aocによって開発されました。

「TrendStrength」は次のような方に向いているインジケーターです。

  1. 複数の移動平均線を使ってトレンドの分析をしている方

  2. トレンドの始まりでエントリーしたい方

この記事ではそういった方のために、「TrendStrength」の見方やパラメーターについて解説します。

  1. TrendStrengthの概要
  2. TrendStrengthを表示する方法
  3. TrendStrengthのパラメーター解説
  4. まとめ

TrendStrengthの概要

インジケーターを起動するとサブウィンドウ上に、0を中間水準とするオレンジ色のラインが表示されます。

「TrendStrength」の算出方法は以下の通りです。

tmp = 5期間指数平滑移動平均

ma1 = tmp - 10期間指数平滑移動平均

ma2 = tmp - 30期間指数平滑移動平均

ma3 = tmp - 30期間指数平滑移動平均

ma4 = tmp - 40期間指数平滑移動平均

ma5 = tmp - 50期間指数平滑移動平均

ma6 = tmp - 60期間指数平滑移動平均

ma7 = tmp - 70期間指数平滑移動平均

ma8 = tmp - 80期間指数平滑移動平均

ma9 = tmp - 90期間指数平滑移動平均

ma10 = tmp - 100期間指数平滑移動平均

TrendStrength = ma1 + ma2 + ma3 + ma4 + ma5 + ma6 + ma7 + ma8 + ma9 + ma10

このように「TrendStrength」は、10期間指数平滑移動平均との差を合計して算出されます。

tmpの適用価格は、加重価格に固定されており、パラメーターから変更することはできません。

インジケーターの値が増加している場合は、上昇トレンドが発生していることを示唆しており、反対にインジケーターの値が減少している場合は、下降トレンドが発生していることを示唆しています。

トレンドの始まりを判断するためには、「TrendStrength」に形成されたレンジのブレイクや、インジケーターの値が直近のピークを越えたことを確認する必要があります。

持ち合い相場では、ダマしのシグナルが多くなるため注意が必要です。

TrendStrengthを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

TrendStrengthのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

TrendStrength

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

TrendStrengthのパラメーター解説

TrendStrengthパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「TrendStrength」にトレーダーが変更可能なパラメーターはありません。

入力項目 入力内容

無し

変更可能なパラメータはありません

まとめ

「TrendStrength」の使い方について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 「TrendStrength」は11本の移動平均線の差を合計して算出される

  2. インジケーターの値の増加は上昇トレンド

  3. インジケーターの値の減少は下降トレンド

  4. 「TrendStrength」に形成されたレンジのブレイクや、直近のピークを越えたらエントリーのシグナル

「TrendStrength」は、トレンドの始まりでエントリーしたい方に向いているインジケーターです。

実際の取引で使用する前に、十分なテストを行うことをおすすめします。