強力なトレンドの有無を2本のラインで表示するMT4インジケーター「SMI_v4」

更新日時：2020年09月12日 11:16

強力なトレンドが存在していることを知らせてくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「SMI_v4」は以下のような方に向いています。

1. トレンドの方向を分析したい方

2. トレンドの強さを分析したい方

上記のような方のためにこの記事では、「SMI_v4」について解説します。

1. SMI_v4の概要
2. SMI_v4を表示する方法
3. SMI_v4のパラメーター解説
4. まとめ

SMI_v4の概要

「SMI_v4」を起動すると、サブウィンドウ上に白いラインと赤色のラインが表示されます。

このインジケーターは「SMI_Helper」をベースしており、以下の方法で算出されます。

HQ＝「Period_Q」期間中の最高値－「Period_Q」期間中の最安値

SM＝終値－（「Period_Q」期間中の最高値+「Period_Q」期間中の最安値）/2

HQEMA＝HQの「Period_R」期間移動平均

SMEMA＝SMの「Period_R」期間移動平均

HQEMA2＝HQEMAの「Period_S」期間移動平均

SMEMA2＝SMEMAの「Period_S」期間指数平滑移動平均

SMI＝SMEMA2/0.5/HQEMA2

Signal SMI＝SMIの「Signal」期間移動平均線

SMIは白いラインで表示され、Signal SMIは赤色のラインで表示されます。

SMIとSignal SMIが上昇し、SMIがSignal SMIより高い水準で推移している場合は強力な上昇トレンドが発生している状態です。

反対にSMIとSignal SMIが下降し、SMIがSignal SMIより低い水準で推移している場合は強力な下降トレンドが発生していることを示しています。

SMI_v4を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

SMI_v4のパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「SMI_v4」のパラメーターは、移動平均線に関する項目とインジケーターの平滑化期間を設定するための項目で構成されています。

「Period_Q」は高値・安値を検出する期間を設定するための項目で、長い期間に設定すると長期的な価格の変化がインジケーターに反映されます。

「Period_R」「Period_S」は移動平均線の算出期間を設定するための項目で、長い期間に設定するとインジケーターのノイズが少なくなります。

「method」は移動平均線の算出方法を設定するための項目です。

0に設定すると単純移動平均が適用され、1は指数平滑移動平均、2は平滑化移動平均、3に設定すると線形加重移動平均が適用されます。

まとめ

「SMI_v4」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

1. SMI_Helperをベースにしている。

2. SMIがSignal SMIより高い水準で推移している場合は、強い上昇トレンドが発生している可能性を示唆している。

3. SMIがSignal SMIより低い水準で推移している場合は、強い下降トレンドが発生している可能性を示唆している。

「SMI_v4」は、強いトレンドが存在しているか否かを分析したい方に向いているインジケーターです。

トレンドフォロー系の手法を使用している方は、一度試してみると良いでしょう。