移動平均線の向きが変わった場所に矢印を表示するMT4インジケーター「xpMA_mod」
更新日時:2020年09月16日 05:54特殊な移動平均線を使用してみたいと考えたことはないでしょうか。
「xpMA_mod」は次のような方に向いています。
特殊な移動平均線を試してみたい方
使用可能な移動平均の種類が多いインジケーターを探している方
上記のような方のためにこの記事では、「xpMA_mod」について解説します。
xpMA_modの概要
「xpMA_mod」は向きに応じて色が変わる移動平均線を表示するインジケーターで、移動平均線の向きが変わるとその方向に応じた矢印も表示します。
インジケーターを起動するとチャート上に移動平均線が表示され、移動平均線が上昇している場合は緑色、下降している場合は赤色、どちらでもない場合は黄色で表示されます。
上向きの水色の矢印は移動平均線が上昇に転じたことを示しており、下向きの赤い矢印は下降したことを示しています。
また、MT4に標準でインストールされている移動平均線よりも、選択可能な平滑化方法や適用価格の種類が多い点も「xpMA_mod」の特徴です。
xpMA_modを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
xpMA_modのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
xpMA_modのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
TimeFrame |
時間枠を設定 初期値:0 移動平均線を算出する時間枠を設定します。 |
MA_Period |
移動平均算出期間 初期値:34 値動きに対する移動平均線の追従速度が変化します。 |
MA_Type |
移動平均算出方法 初期値:MODE_EMA 移動平均線の種類を設定します。 |
MA_Applied |
移動平均適用価格 初期値:PRICE_CLOSE 移動平均線の算出に用いる価格を設定します。 |
T3MA_VolumeFactor |
T3因数(T3選択時のみ有効) 初期値:0.8 T3移動平均線の感度が変化します。 |
JMA_Phase |
JMA位相(JMA選択時のみ有効) 初期値:0 JMAの位相を設定します。 |
Step_Period |
移動平均算出期間の間隔 初期値:4 算出期間を増加させる間隔を設定します。 |
DebugMode |
デバッグモードの有効/無効 初期値:false trueに設定をするとデバッグモードが有効になります。 |
「MA_Type」は移動平均線の種類を設定するための項目です。
0は単純移動平均、1は指数平滑移動平均、2は平滑移動平均、3は線形加重移動平均、4は二重指数平滑移動平均、5は三重指数平滑移動平均、6はT3移動平均、7はJMA、8はHull移動平均、9はDECEMA、10はSALTとなっています。
「MA_Applied」は適用価格を設定するための項目です。
0は終値、1は始値、2は高値、3は安値、4は中間値、5はTP、6はWeighted close price=(高値+安値+終値+終値)/4となっています。
MT4標準の移動平均線では不可能なさまざまな平滑化方法や適用価格の組み合わせを試すことができます。
「TimeFrame」は移動平均線を算出する時間枠を設定するための項目です。
0に設定した場合、チャートを表示している時間枠で移動平均線を表示します。
まとめ
「xpMA_mod」の特長は以下の通りです。
色が変化する移動平均線を表示。
移動平均線が上昇している場合は緑色、下降している場合は赤色で表示する。
移動平均線が上に転換した場合は上向きの水色の矢印を表示する。
移動平均線が下に転換した場合は下向きの赤色の矢印を表示する。
「xpMA_mod」は、特殊な移動平均線を試してみたい方に最適なインジケーターです。
移動平均線が向かっている方向を視覚的に分かりやすくしたいという方にとっても、便利なインジケーターなのではないでしょうか。
このインジケーターが表示する矢印は、移動平均線の向きが変わったことを知らせるものであり、エントリーのシグナルではないので注意しましょう。