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EURUSDとGBPUSDでの2本の移動平均線の乖離率を表示するMT4インジケーター『2_2_MA』

更新日時:2019年12月08日 02:56

2_2_MAスクリーンショット


算出期間の異なる移動平均線を表示して、トレンドを分析する方法は広く知られていますが、移動平均線同士の距離だけを表示できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。


「2_2_MA」は移動平均線同士の距離をサブウィンドウ上に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。


  1. EURUSDやGBPUSDを取引している方

  2. 2本の移動平均線でトレンドを分析している方


上記のような方のためにこの記事では、「2_2_MA」について解説していきます。


  1. 2_2_MAの概要
  2. 2_2_MAを表示する方法
  3. 2_2_MAのパラメーター解説
  4. まとめ

2_2_MAの概要


「2_2_MA」は、EURUSDとGBPUSDでの2本の移動平均線の乖離率をサブウィンドウに表示するMT4用のインジケーターで、デフォルトでは期間13の単純移動平均線と期間55の単純移動平均線の乖離率がそれぞれ表示されます。


ちなみに乖離率とは、移動平均線と移動平均線がどのくらい離れているかを表示したもので、例えば、2つの移動平均線が交差している地点では乖離率は0%になります。


画像を見ていただくと分かるように、緑のラインがEURUSDでの13SMAと55SMAの乖離率を、赤のラインがGBPUSDでの13SMAと55SMAの乖離率を表しています。


通貨ペアの相関関係を利用したトレード手法を使用している人にとっては非常に興味深いインジケーターかもしれません。


2_2_MAを表示する方法


まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

2_2_MAのダウンロード先は以下となります。


※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。


2_2_MA


MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。


MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法


2_2_MAのパラメーター解説


2_2_MAパラメーター画像


インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。


入力項目 入力内容

period_1

短期移動平均線の期間


初期値:13


短期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。

period_2

長期移動平均線の期間


初期値:55


長期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。

ma_method

移動平均線の種類


初期値:0


移動平均線の種類を番号で指定します。

applied_price

適用価格


初期値:0


適用価格を番号で指定します。


移動平均線の種類と適用価格は短期と長期で個別に設定することはできず、EURUSDとGBPUSDで個別にパラメーターを設定することもできません。


「ma_method」で選択できる移動平均線の種類は、0=単純移動平均、1=指数平滑移動平均、2=平滑移動平均、3=加重移動平均の4種類です。


「applied_price」も同様に番号で指定する必要があり、0=終値、1=始値、2=高値、3=安値、4=中央値、5=TP、6=加重終値の6種類から選択できます。


まとめ


「2_2_MA」についてご紹介してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。


  1. 緑色のラインはEURUSDの乖離率。

  2. 赤色のラインはGBPUSDの乖離率。


「2_2_MA」はEURUSDやGBPUSDのトレンドを、2本の移動平均線で分析している方に向いているインジケーターです。


使用できる通貨ペアが限定されますが、乖離率でトレンドの勢いを判断している方にとっては、便利なインジケーターと言えるのではないでしょうか。

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