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2本の三重指数平滑移動平均線をもとに値動きの方向をヒストグラムで表示するMT4インジケーター「TradeSig_v6」

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TradeSig_v6スクリーンショット

トレンドの方向を分析するためのインジケーターにはさまざまな種類がありますが、価格への反応が速いインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「TradeSig_v6」は、2種類の三重平滑指数移動平均線(T3)をもとにしたヒストグラムで値動きの方向を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. トレンドの方向を分析したい方

  2. 値動きの転換を捉えたい方

  3. 値動きの速い相場で取引している方

この記事では上記のような方のために、「TradeSig_v6」について解説します。

  1. TradeSig_v6の概要
  2. TradeSig_v6を表示する方法
  3. TradeSig_v6のパラメーター解説
  4. まとめ

TradeSig_v6の概要

「TradeSig_v6」を起動すると、サブウィンドウ上に赤色と黄緑色のヒストグラムが表示されます。

「TradeSig_v6」は以下の方法によって算出されます。

mlone=「per」期間指数平滑移動平均を1期間後にシフトした値

mrone=「per」期間指数平滑移動平均を4期間前にシフトした値

malim=「per」期間指数平滑移動平均

mrred=「per」期間指数平滑移動平均を5期間前にシフトした値

delma=(malim-mared)/小数点以下の桁数

dmone=(mlone-mrone)/小数点以下の桁数

t1=delmaの三重指数平滑移動平均

t2=dmoneの三重指数平滑移動平均

t1>t2の場合、TradeSig_v6=t1の値

t1<t2の場合、TradeSig_v6=t2の値

ヒストグラムの値が前のヒストグラムよりも増加している場合は、黄緑色のヒストグラムが表示され、前のヒストグラムよりも減少している場合は赤色のヒストグラムが表示されます。

ヒストグラムの値がプラス圏で推移している場合は、価格が上昇傾向にあることを示しており、反対にマイナス圏で推移している場合は、価格が下降傾向にあることを示しています。

TradeSig_v6を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

TradeSig_v6のダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

TradeSig_v6

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

TradeSig_v6のパラメーター解説

TradeSig_v6パラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

per

移動平均算出期間

初期値:8

値に応じて価格に対するインジケーターの反応速度が変化します。

b

T3のvFactorの値

初期値:0.7

インジケーターの感度が変化します。

「per」は、移動平均線の算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると価格に対するインジケーターの反応が緩やかになります。

反対に、小さな値に設定すると価格に対する反応が速くなります。

「b」は三重指数平滑移動平均の加速因数を設定するための項目で、値に応じて三重指数平滑移動平均の感度が変化します。

まとめ

「TradeSig_v6」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 2種類の三重平滑指数移動平均線をもとに値動きの方向を表示する。

  2. ヒストグラムがプラス圏で推移している場合は、価格が上昇傾向にあることを示している。

  3. ヒストグラムがマイナス圏で推移している場合は、価格が下降傾向にあることを示している。

「TradeSig_v6」は、トレンドの方向を分析したい方に向いているインジケーターです。

値動きへの反応は速いですが、レンジ相場ではダマしのシグナルが多くなるので注意しましょう。