最小2乗移動平均をもとにトレンドの方向や勢いを分析するMT4インジケーターを表示する「TriggerLine2」
更新日時:2019年11月01日 08:33「TriggerLine2」は、最小2乗移動平均(LSMA)をもとにトレンドの方向を分析するためのインジケーターで、dwt5 and adoleh2000によって開発されました。
「TriggerLine2」は、次のような方に向いているインジケーターです。
移動平均線をよく使用する方
トレンドの勢いを調べたい方
トレンドの転換を調べたい方
トレンドの方向を調べたい方
この記事では、「TriggerLine2」の使い方やパラメーターの設定について解説していきます。
TriggerLine2の概要
インジケーターを起動するとチャート上に、移動平均線のようなラインが1本表示されます。
「TriggerLine2」の算出方法は以下の通りです。
lengthvar = (「Rperiod」+1) / 「Div」
tem = lengthvar × 「Rperiod」期間前の始値
sum = tmpの「Rperiod」期間合計
wt = sum × 6 / (「Rperiod」 × (「Rperiod」+1))
LSMA = 1つ前のwt + (wt - 1つ前のwt) × 2 / (「LSMA_Period」 + 1)
TriggerLine2(表示されるライン) = (wt + lsma_ma)/ 2
チャート上に表示されるのは「TriggerLine2」のみで、「TriggerLine2」と「LSMA」の位置関係によってラインの色が変化します。
「TriggerLine2」が「LSMA」より高い水準にある場合、ラインが青色が表示され、価格が上昇している状態です。
反対に、「TriggerLine2」が「LSMA」より低い水準にある場合、ラインが赤色が表示され、価格が下降している状態であることを示しています。
ラインの色が変化した場合、値動きの方向が転換したを意味しています。
「TriggerLine2」は移動平均線と同じように使用することができ、 ラインの傾斜で値動きの勢いを判断することができます。
TriggerLine2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TriggerLine2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TriggerLine2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Rperiod |
wt算出期間 初期値:24 肌を大きくすると価格に対するインジケーターの反応が緩やかになります。 |
LSMA_Period |
LSMA算出期間 初期値:6 値を小さくするとLSMAがwtに追従する速度が速くなります。 |
Div |
lengthvarの除数 初期値:3 値によってインジケーターが表示されなくなる場合があります。 |
「LSMA_Period」を1に設定すると、ラインが全て青色で表示され、インジケーターが機能しなくなりますので注意しましょう。
まとめ
「TriggerLine2」を使用する際の要点は以下の通りです。
青色のラインは価格が上昇している状態。
赤色のラインは価格が下降している状態。
ラインの色の変化は値動きの方向が転換したことを示している。
移動平均線と同じように使用できる。
「TriggerLine2」は、トレンドの方向や転換を調べたい方に、向いているインジケーターです。
動意の薄い相場では、ノイズが多くなりますので注意しましょう。