最小2乗移動平均でトレンドの方向を分析するMT4インジケーターを表示する「TriggerLineExp-mod」
更新日時:2019年11月04日 07:33「TriggerLineExp-mod」は、最小二乗移動平均線を用いて、トレンドの方向や転換を分析するインジケーターで、dwt5 and adoleh2000によって開発されました。
「TriggerLineExp-mod」は、次のような方に向いているインジケーターです。
トレンドの方向を調べたい方
トレンドの転換を分析したい方
この記事では上記のような方のために、「TriggerLineExp-mod」の使い方やパラメーターの設定方法について解説していきます。
TriggerLineExp-modの概要
インジケーターを起動すると、チャート上に「wt」と「LSMA」という2本のラインが表示されます。
「TriggerLineExp-mod」の各ラインの算出方法は以下の通りです。
lengthvar = (「Rperiod」+1) / 3
tem = lengthvar × 「Rperiod」期間前の始値
sum = tmpの「Rperiod」期間合計
wt = sum × 6 / (「Rperiod」 × (「Rperiod」+1))
LSMA = 1つ前のwt + (wt - 1つ前のwt) × 2 / (「LSMA_Period」 + 1)
価格に対する反応が速い方のラインが「wt」、反応が緩やかな方のラインが「LSMA」です。
「wt」が「LSMA」より高い水準にある場合は、青色のラインでインジケーターが表示されます。
反対に「wt」が「LSMA」より低い水準にある場合は、赤色のラインでインジケーターが表示されます。
ラインの色が切り替わったポイントには、垂直のラインが表示され、トレンドの方向が切り替わったことを示しています。
TriggerLineExp-modを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TriggerLineExp-modのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TriggerLineExp-modのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「TriggerLineExp-mod」のパラメーターは、「wt」と「LSMA」の算出期間を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Rperiod |
wt算出期間 初期値:24 肌を大きくすると価格に対するインジケーターの反応が緩やかになります。 |
LSMA_Period |
LSMA算出期間 初期値:6 値を小さくするとLSMAがwtに追従する速度が速くなります。 |
「LSMA_Period」を7以上に設定しても、それ以上「LSMA」に変化はありません。
また、「LSMA_Period」を1に設定すると、「wt」と「LSMA」が重なって一本のラインとして表示され、インジケーターが機能しなくなるため、2から6に設定する必要があります。
まとめ
「TriggerLineExp-mod」の使い方やパラメーターの設定方法について解説しました。
ポイントをまとめると以下のようになります。
インジケーターが青色で表示されている場合は、価格が上昇している状態。
インジケーターが赤色で表示されている場合は、価格が下降している状態。
垂直のラインが表示されている場合は、値動きの方向が切り替わった状態。
「TriggerLineExp-mod」は、トレンドの方向や転換を調べたい方に向いているインジケーターです。
「TriggerLineExp-mod」はエントリーのタイミングを計るためのインジケーターではないため、他のインジケーターと組み合わせて使用する必要があります。