2WMAと5WMAのゴールデンクロスとデッドクロスでシグナルを表示するMT4インジケーター『2x5 MA CROSS WITH SOUND』
更新日時:2019年12月14日 04:24移動平均線がゴールデンクロス/デッドクロスしたことが、一目で分かるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「2x5_MA_CROSS_WITH_SOUND」は、2本の移動平均線が交差した箇所にマーカーを表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスでトレンドの方向を分析している方
表示するインジケーターを少なくしてチャートをすっきりさせたい方
この記事では上記のような方のために、「2x5_MA_CROSS_WITH_SOUND」について解説していきます。
2x5_MA_CROSS_WITH_SOUNDの概要
「2x5_MA_CROSS_WITH_SOUND」は、短期の加重移動平均線(WMA)と長期の加重移動平均線(WMA)のゴールデンクロスおよびデッドクロスでシグナルを表示してサウンドアラートで通知してくれるMT4用のインジケーターで、デフォルトでは2WMAが5WMAを下から上抜けたときに上向きの緑矢印を、逆に2WMAが5WMAを上から下抜けたときに下向きの赤矢印を表示します。
ちなみに加重移動平均線(WMA)とは、計算の際に直近の価格ほど加重することによって他の移動平均線よりも反応が早くなるのが特徴の移動平均線で、反応が早い分騙しシグナルも多いのがデメリットです。
デフォルトでは加重移動平均線が設定されていますが、他の移動平均線の種類も設定できるので、単純に長期と短期の移動平均線のクロスシグナルインジケーターとしても使用できます。
なお、このインジケーター単体では移動平均線は表示されないため、必要ならば別途追加しましょう。
デフォルトでは2WMAと5WMAが設定されており、パッと見た感じでは中々良い感じにシグナルが出ているように見えますが、レンジ相場では騙しシグナルが頻発してしまうので、他のインジケーター等でフィルタリングしながら使用すると良いかと思います。
2x5_MA_CROSS_WITH_SOUNDを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
2x5_MA_CROSS_WITH_SOUNDのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
2x5_MA_CROSS_WITH_SOUNDのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
FasterMode |
短期移動平均線の種類 初期値:3 短期移動平均線の種類を番号で指定します。 |
FasterMA |
短期移動平均線の期間 初期値:2 短期移動平均線の反応速度が変化します。 |
SlowerMode |
長期移動平均線の種類 初期値:3 長期移動平均線の種類を番号で指定します。 |
SlowerMA |
長期移動平均線の期間 初期値:5 長期移動平均線の反応速度が変化します。 |
「FasterMode」と「SlowerMode」は、移動平均線の種類を番号で指定する必要があり、0=単純移動平均線、1=指数平滑移動平均線、2=平滑移動平均線、3=加重移動平均線の4種類から選択することができます。
移動平均線の適用価格は変更できませんが、シンプルながらも汎用性の高いインジケーターではないでしょうか。
まとめ
「2x5_MA_CROSS_WITH_SOUND」の見方やパラメーターについて解説してきましたが、要点をまとめると以下の通りです。
上向きの緑矢印が表示されている場合は移動平均線がゴールデンクロスした状態。
下向きの赤い矢印が表示されている場合は移動平均線がデッドクロスした状態。
移動平均線の種類は変更可能。
「2x5_MA_CROSS_WITH_SOUND」は、移動平均線の交差を簡単に確認できるようにしておきたいという方に、向いているインジケーターです。
また、移動平均線を表示せずに矢印だけを表示しますので、表示するインジケーターを少なくして、チャートをすっきりさせたいという方にも良いのではないでしょうか。