3重指数平滑移動平均でトレンドの始まりを分析するMT4インジケーターを表示する「Trend_Trigger_Modified」
更新日時:2020年05月05日 09:50トレンドを早い段階で捉えられれば、得られる利益もそれだけ多くなります。
「Trend_Trigger_Modified」は3重指数平滑移動平均(T3)を用いて、トレンドが発生した可能性のあるポイントを分析するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの始まりを捉えたい方
トレンドの方向を分析したい方
以上のような方のためにこの記事では、「Trend_Trigger_Modified」について解説します。
Trend_Trigger_Modifiedの概要
インジケーターを起動すると、「Trend_Trigger_Modified」の値が水色で表示され、閾値が淡い緑色で表示されます。
「Trend_Trigger_Modified」の算出方法は以下の通りです。
BuyPower=「TTFbars」期間中の最高値-前の最安値
SellPower=前の最安値-「TTFbars」期間中の最安値
TTF=(BuyPower-SellPower)/(0.5×(BuyPower+SellPower))×100
TTFMA=TTFの「t3_period」期間3重指数平滑移動平均
TTFMAが0以上の場合、閾値=50
TTFMAが0より低い場合、閾値=-50
「Trend_Trigger_Bars」が50の水準を下から上に抜けた場合は、上昇トレンドが始まった可能性を示しています。
一方で、「Trend_Trigger_Bars」が-50の水準を上から下に抜けた場合は、下昇トレンドが始まった可能性を示しています。
Trend_Trigger_Modifiedを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Trend_Trigger_Modifiedのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Trend_Trigger_Modifiedのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
TTFbars |
検出期間 初期値:15 最高値/最安値を検出する期間を設定します。 |
t3_period |
T3算出期間 初期値:5 3重指数平滑移動平均の算出期間を設定します。 |
b |
T3の加速因子 初期値:0.7 3重指数平滑移動平均の係数を設定します。 |
「t3_period」は、3重指数平滑移動平均の算出期間を設定するための項目で、値に応じて価格に対するインジケーターの反応速度が変化します。
「b」は、3重指数平滑移動平均の加速因子を設定するための項目で、大きな値に設定するほどインジケーターの感度が高くなります。
まとめ
「Trend_Trigger_Modified」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
50の水準を下から上に抜けた場合は、上昇トレンドが始まる可能性を示している。
-50の水準を上から下に抜けた場合は、下昇トレンドが始まる可能性を示している。
「Trend_Trigger_Modified」は、トレンドが発生した可能性のあるポイントを分析したい方に、向いているインジケーターです。
トレンド相場ではそれなりにうまく機能しているようですが、レンジ相場ではダマしのシグナルが多くなるため注意しましょう。