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3本の移動平均線が交差したポイントを記号で表示してアラート通知するMT4インジケーター「wma_cross」

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wma_crossスクリーンショット

算出期間の異なる移動平均線が交差した場合、トレンドが発生した可能性を示しています。

「wma_cross」は、3本の移動平均線が発するシグナルを、チャート上に記号で表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. トレンドの始まりを分析したい方

  2. 移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスをシグナルとして使用している方

以上のような方のためにこの記事では、「wma_cross」について解説します。

  1. wma_crossの概要
  2. wma_crossを表示する方法
  3. wma_crossのパラメーター解説
  4. まとめ

wma_crossの概要

インジケーターを起動するとドットとx印が表示され、ドットがエントリーのシグナルで、x印はイグジットのシグナルを示しており、青いドットは買いエントリー、赤いドットは売りエントリーのタイミングを示しています。

ピンクのx印は売りポジションのイグジット、水色のx印は買いポジションのイグジットのタイミングを示しています。

移動平均線そのものは表示されませんが、使用されている移動平均線は、全て線形加重移動平均線で、エントリーのシグナルには5期間と50期間の線形加重移動線が用いられ、イグジットのシグナルには、5期間と20期間の線形加重移動平均線が用いられています。

wma_crossを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

wma_crossのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

wma_cross

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

wma_crossのパラメーター解説

wma_crossパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

UseSound

音声通知の有効/無効

初期値:True

falseに設定すると音声通知が無効になります。

TypeChart

アラートメッセージの表示/非表示

初期値:True

falseに設定するとアラートメッセージが非表示になります。

NameFileSound

アラート用の音声ファイル名

初期値:alert.wav

アラート時に再生する音声ファイルを指定します。

ShortPeriod

短期移動平均線算出期間

初期値:5

短期移動平均線の反応速度が変化します。

BigPeriod

エントリー用長期移動平均線算出期間

初期値:50

エントリー用長期移動平均線の反応速度が変化します。

ExitPeriod

イグジット用移動平均線算出期間

初期値:20

イグジット用の移動平均線の反応速度が変化します。

「UseSound」は、音声通知機能の有効/無効を設定するための項目です。

falseに設定すると音声通知が無効になります。

「ShortPeriod」「BigPeriod」「ExitPeriod」は、各移動平均線の算出期間を設定するための項目です。

設定した値に応じて移動平均線の反応速度が変化します。

パラメーターはアラートに関する項目と、移動平均線の算出期間に関する項目のみですので、設定に戸惑うことも少ないのではないかと思います。

まとめ

「wma_cross」の特長は以下の通りです。

  1. 移動平均線の交差をマーカーで表示する。

  2. ドットはエントリーのシグナル、x印はイグジットのシグナル。

「wma_cross」は、トレンドの始まりを分析したい方に向いているインジケーターです。

レンジ相場では、ダマしのシグナルが多くなるため、そういった場面での使用は控えた方が良いかもしれません。

アラート機能も付いていますので、線形加重移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスで取引を行っている方にとっては、便利なインジケーターなのではないでしょうか。