4本の移動平均線をもとに現行トレンドの方向性を表すMT4インジケーター『4MAs Trend』
更新日時:2019年12月24日 01:50複数の移動平均線が上から算出期間の順番に並んでいる状態や、下から順番に並んでいる状態はパーフェクトオーダーと呼ばれ、相場に強いトレンドが存在していることを示しています。
「4MAs_Trend」は、このパーフェクトオーダーの有無をサブウィンドウ上に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
複数の移動平均線を表示してトレンドを分析している方
トレンドフォロー系の手法を使用している方
長期的なトレンドに沿った方向にエントリーしたい方
そういった方のためにこの記事では、「4MAs_Trend」の使い方やパラメーターの設定方法について解説していきます。
4MAs_Trendの概要
「4MAs Trend」は、4本の移動平均線をもとに現行トレンドの方向性をサブウィンドウのバーの色で表すMT4用のインジケーターで、画像のように視覚的且つ容易に現行トレンドが上昇しているのか下降しているのか、それともレンジなのかを判断することが出来ます。
具体的な色変化のルールとして、デフォルトでは5SMA、13SMA、34WMA、55WMAが使用されており、これら4本の移動平均線の順番が上から短期→長期の順番できれいに並んでいる状態、所謂上向きのパーフェクトオーダーのときはバーを緑色で、逆に下向きのパーフェクトオーダーのときはバーを赤色で、4本の移動平均線が1本でも短期→長期の順に綺麗に並んでいないときはバーを黄色で表示します。
このインジケーターはマルチタイムフレームに対応しており、パラメーター設定画面から変更することで上位足のトレンドを示唆するバーを下位足チャートのサブウィンドウで表示することが出来ます。
一目でトレンドの方向性が把握でき、色が確認できれば良いので幅を小さく表示させておけば場所を取らないため、結構便利なインジケーターではないでしょうか。
4MAs_Trendを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
4MAs_Trendのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
4MAs_Trendのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Minutes |
マルチタイムフレーム(分) 初期値:60 インジケーターを算出する時間足を設定します。 |
MA_Value |
1本目の移動平均線の期間 初期値:5 1本目の移動平均線の反応速度が変化します。 |
MA1_Mode |
1本目の移動平均線の種類 初期値:0 1本目の移動平均線の種類を番号で指定します。 |
MA2_Value |
2本目の移動平均線の期間 初期値:13 2本目の移動平均線の反応速度が変化します。 |
MA2_Mode |
2本目の移動平均線の種類 初期値:0 2本目の移動平均線の種類を番号で指定します。 |
MA3_Value |
3本目の移動平均線の期間 初期値:34 3本目の移動平均線の反応速度が変化します。 |
MA3_Mode |
3本目の移動平均線の種類 初期値:3 3本目の移動平均線の種類を番号で指定します。 |
MA4_Value |
4本目の移動平均線の期間 初期値:55 4本目の移動平均線の反応速度が変化します。 |
MA4_Mode |
4本目の移動平均線の種類 初期値:3 4本目の移動平均線の種類を番号で指定します。 |
使用する移動平均線のパラメーターによっては表示されるバーの色が全く異なるため、使用する時間足などに合わせて適宜変更すると良いかと思います。
移動平均線の種類の種類で指定できる番号は、0=SMA、1=EMA、2=SMMA、3=LWMAとなっていますので、変更する場合は0から3の間で設定しなければなりません。
普段から複数の移動平均線を表示してトレンドの方向を分析している方は、普段使用している移動平均線の算出期間に合わせてパラメーターを調整すると良いでしょう。
まとめ
「4MAs_Trend」について解説してきましたが、ポイントを以下にまとめておきます。
緑色のバーが表示されている場合は上向きのパーフェクトオーダー。
赤色のバーが表示されている場合は下向きのパーフェクトオーダー。
移動平均線がパーフェクトオーダーになっていない場合は黄色のバーを表示。
「4MAs_Trend」は、長期的なトレンドの方向に沿ったエントリーをしたい方に向いているインジケーターです。
また、普段から移動平均線のパーフェクトオーダーを探している方にとっても、チャート上に移動平均線を表示する必要がなくなるため、チャートをスッキリさせたい時に非常に便利なのではないでしょうか。