4本の移動平均線にもとづいてシグナルを表示するMT4インジケーター「Sidus」
更新日時:2020年06月16日 01:04トレンドの転換やはじまりを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Sidus」は、4本の移動平均線にもとづいてシグナルを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの始まりを分析したい方
トレンドの転換を分析したい方
この記事では上記のような方のために、「Sidus」について解説します。
Sidusの概要
「Sidus」を起動すると短期線形加重移動平均線が水色、長期線形加重移動平均線が黄色、短期指数平滑移動平均線と長期指数平滑移動平均線が赤色のラインで表示されます。
線形加重移動平均線が短期的な値動きを示しており、指数平滑移動平均線は長期的な値動きを示しています。
また、緑色の矢印は値動きが上方に転換したことを示しており、赤色の矢印は下方に転換したことを示しています。
矢印が表示される条件は以下の通りです。
短期線形加重移動平均線>長期線形加重移動平均線の場合、緑色の矢印を表示。
短期線形加重移動平均線<長期線形加重移動平均線の場合、赤色の矢印を表示。
短期指数平滑移動平均線と長期指数平滑移動平均線より上で、短期線形加重移動平均線と長期線形加重移動平均線が推移している場合は上昇トレンドが発生している状態です。
反対に、短期指数平滑移動平均線と長期指数平滑移動平均線より下で、短期線形加重移動平均線と長期線形加重移動平均線が推移している場合は下降トレンドが発生していることを示しています。
ただし、動意の薄い相場では、ダマしのシグナルが多くなるため、使用する際は注意が必要です。
Sidusを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Sidusのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Sidusのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Sidus」のパラメーターは1項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
digit |
桁数 初期値:0.0 シグナルが表示される頻度が変化します。 |
「digit」は、インジケーター算出時の小数点以下の桁数を設定するための項目で、大きな値に設定するとシグナルが表示される頻度が少なくなります。
ダマしのシグナルが多い場合は、大きな値に変更すると良いでしょう。
まとめ
「Sidus」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
線形加重移動平均線は短期的な値動きを示している。
指数平滑移動平均線は長期的な値動きを示している。
指数平滑平均線より上で加重移動平均線がゴールデンクロスした場合、上昇トレンドが発生した可能性がある。
指数平滑平均線より下で加重移動平均線がデッドクロスした場合、下降トレンドが発生した可能性がある。
「Sidus」は、トレンドの始まりを分析したい方に向いているインジケーターです。
トレンドフォロー系の手法を使用している方は、一度試してみてはいかがでしょうか。