6本のT3移動平均線を表示するMT4インジケーター「T3_Taotra_NK」
更新日時:2020年07月17日 11:38複数の移動平均線を一度に表示できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「T3_Taotra_NK」は算出期間の異なるT3移動平均線を、最大6本チャート上に表示できるインジケーターで、次のような方に向いてます。
複数の移動平均線を使用している方
値動きの速い相場で取引している方
この記事では上記のような方のために、「T3_Taotra_NK」について解説します。
T3_Taotra_NKの概要
「T3_Taotra_NK」を起動すると、算出期間が短い順に茶色・赤色・紫色・水色・緑色・青色でT3移動平均線が表示されます。
「T3_Taotra_NK」の算出方法は以下の通りです。
b2=「b」×「b」
b3=b2×「b」
c1=-b3
c2=3×(b2+b3)
c3=-3×(2×b2+「b」+b3)
c4=(1+3×b+b3+3×b2)
n=1+0.5×(「MA_Period」-1)
w1=2 /(「MA_Period」+1)
w2=1-w1
e1=w1×終値+w2×前のe1
e2=w1×e1+w2×前のe2
e3=w1×e2+w2×前のe3
e4=w1×e3+w2×前のe4
e5=w1×e4+w2×前のe5
e6=w1×e5+w2×前のe6
T3_Taotra_NK=c1×e6+c2×e5+c3×e4+c4×e3
T3移動平均線は、指数平滑移動平均線以上に価格への反応が速く、値動きの激しい相場でもインジケーターの反応が遅れることが少ない移動平均線です。
そのため「T3_Taotra_NK」は、値動きの激しい相場で取引を行うことが多い方に、最適な移動平均線と言えます。
T3_Taotra_NKを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
T3_Taotra_NKのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
T3_Taotra_NKのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MA_Period_1 |
平滑化期間1 初期値:3 移動平均線1の算出期間を設定します。 |
MA_Period_2 |
平滑化期間2 初期値:5 移動平均線2の算出期間を設定します。 |
MA_Period_3 |
平滑化期間3 初期値:8 移動平均線3の算出期間を設定します。 |
MA_Period_4 |
平滑化期間4 初期値:12 移動平均線4の算出期間を設定します。 |
MA_Period_5 |
平滑化期間5 初期値:21 移動平均線5の算出期間を設定します。 |
MA_Period_6 |
平滑化期間6 初期値:34 移動平均線6の算出期間を設定します。 |
Shift1 |
シフト1 初期値:0 移動平均線1のオフセットを設定します。 |
Shift2 |
シフト2 初期値:0 移動平均線2のオフセットを設定します。 |
Shift3 |
シフト3 初期値:0 移動平均線3のオフセットを設定します。 |
Shift4 |
シフト4 初期値:0 移動平均線4のオフセットを設定します。 |
Shift5 |
シフト5 初期値:0 移動平均線5のオフセットを設定します。 |
Shift6 |
シフト6 初期値:0 移動平均線6のオフセットを設定します。 |
b |
平滑化因数 初期値:0.7 移動平均線の感度が変化します。 |
不要な移動平均線は、パラメーターの算出期間を0に設定することで非表示にできます。
まとめ
「T3_Taotra_NK」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
T3移動平均線を最大6本表示できる。
算出期間を0に設定することで不要なT3を非表示にできる。
「T3_Taotra_NK」は、複数の移動平均線を表示してトレンドを分析している方に向いているインジケーターです。
値動きの速い相場で取引している方は、一度試してみると良いでしょう