SMAとEMAのクロスでシグナルを出すMT4インジケーター『alert sma-ema crossover1』
更新日時:2019年11月15日 10:22「alert_sma-ema_crossover1」は、移動平均線によるゴールデンクロスやデッドクロスがあった箇所に、矢印を表示するインジケーターです。
「alert_sma-ema_crossover1」以下のような方に向いています。
トレンドフォロー系の手法を使用している方
移動平均線のゴールデンクロスデッドクロスでトレンドを分析している方
この記事では、移動平均線によるゴールデンクロスやデッドクロスを簡単に確認できるようにしたいという方のために「alert_sma-ema_crossover1」の見方とパラメーターについて解説します。
alert_sma-ema_crossover1の概要
「alert sma-ema crossover1」は、チャート上に単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)を表示し、SMAがEMAを下から突き抜けたときに上向きの青矢印を、逆にSMAがEMAを上から突き抜けたときに下向きのピンク矢印を表示するインジケーターで、2種類の異なる移動平均線を使用することにより、シグナルが遅れたりレンジ相場で頻繁にシグナルを出したりしないようになっています。
移動平均線のクロスでシグナルを出すインジケーターは多いですが、このインジケーターの特筆すべき点は、このインジケーター単体で移動平均線も表示できるという点と使用できる移動平均線がSMAとEMAで固定されているという点です。
前者に関しては、移動平均線クロスのシグナル系インジケーターでは、シグナルのみを表示するインジケーターが多いので非常に便利ですが、後者に関しては、他の移動平均線を使いたい人にとってはデメリットとなるでしょう。
また、このインジケーターはマルチタイムフレームにも対応しているため、上位足の移動平均線を下位足のチャート上に表示することもできます。
alert_sma-ema_crossover1を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
alert_sma-ema_crossover1のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
alert_sma-ema_crossover1のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
SMAPeriod |
単純移動平均線の算出期間 初期値:13 値を大きくすると価格に対する単純移動平均線の反応が緩やかになります。 |
EMAPeriod |
指数平滑移動平均線の算出期間 初期値:6 値を大きくすると価格に対する指数平滑移動平均線の反応が緩やかになります。 |
TimeFrame |
時間枠 初期値:240 インジケーターを算出する時間枠を分単位で設定します。 |
メールアラートの有効/無効 初期値:true falseに設定するとメールアラートが無効になります。 |
初期設定の状態では指数平滑移動平均線の算出期間が、単純移動平均線よりも短くなっていますが、パラメーターを変更することで単純移動平均線の方を長くすることもできます。
その場合、矢印が正しく表示されなくなるほか、指数平滑移動平均線を短く設定した時よりも、ノイズが多くなる可能性があるため注意が必要です。
まとめ
「alert_sma-ema_crossover1」を使用する際のポイントをまとめると以下の通りです。
移動平均線の種類はEMAとSMAに固定されている。
ゴールデンクロスがあった箇所には上向きの青矢印が表示される。
デッドクロスがあった箇所には下向きのピンク矢印が表示される。
「alert_sma-ema_crossover1」は、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスがあった箇所を、すぐに確認できるようにしておきたい方におすすめのインジケーターです。
使用する移動平均線がSMAとEMAに限定されているため、他の移動平均線を使いたい人にとっては不便ですが、シグナルが遅れないことやレンジ相場でシグナルが多発しないという利点もあるインジケーターですね。