SMAとEMAのクロスでシグナルを表示してメールでお知らせしてくれるシンプルなMT4インジケーター『Alert SMA-EMA CrossOver』
更新日時:2020年01月07日 06:50算出期間の異なる2本の移動平均線同士の交差で、トレンドを分析する方法はよく知られていますが、MT4に標準でインストールされている移動平均線を使用する場合、個別に移動平均線を起動し、個別にパラメーターをセッティングする必要があるため、煩わしいと感じている方もいるのではないでしょうか。
「Alert_SMA-EMA_CrossOver」は、ひとつのインジケーターで2本の移動平均線を表示できるインジケーターで、以下のような方に向いています。
移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスでトレンドを分析している方
移動平均線が交差した箇所を確認したい方
移動平均線の交差を見逃したくない方
以上のような方のためにこの記事では、「Alert_SMA-EMA_CrossOver」について解説していきます。
Alert_SMA-EMA_CrossOverの概要
「Alert_SMA-EMA_CrossOver」は、単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)のゴールデンクロスおよびデッドクロスでシグナルを表示し、メールアラートで通知してくれるマルチタイムフレーム対応のMT4用のインジケーターです。
デフォルトでは短期EMAが長期SMAを下から上抜けたときに青色の上矢印を、逆に短期EMAが長期SMAを上から下抜けたときにピンクの下矢印を表示します。
このインジケーターはマルチタイムフレームに対応しているため、上位足のチャートでのSMAとEMAのゴールデンクロスおよびデッドクロスを下位足のチャート上に表示することが出来ます。
また、このインジケーターを導入するとEMAとSMAも同時に表示されるため、別途表示させる必要がありません。
Alert_SMA-EMA_CrossOverを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Alert_SMA-EMA_CrossOverのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Alert_SMA-EMA_CrossOverのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
SMAPeriod |
SMAの期間 初期値:13 単純移動平均線の算出期間を設定します。 |
EMAPeriod |
EMAの期間 初期値:6 指数平滑移動平均線の算出期間を設定します。 |
TimeFrame |
タイムフレーム(分) 初期値:240 移動平均線を算出する時間足を分単位で設定します。 |
メールアラートのON/OFF 初期値:true falseに設定するとメールアラートがOFFになります。 |
「SMAPeriod」や「EMAPeriod」の値を大きく設定するとノイズは少なくなりますが、価格に対する反応も鈍くなるため注意しましょう。
また、初期設定ではメールアラートが有効になっていますが、不要な場合は「Email」をfalseに変更することで無効にできます。
まとめ
「Alert_SMA-EMA_CrossOver」の使い方やパラメータの設定方法について解説してきましたが、最後に要点をまとめておきます。
ひとつのインジケーターで単純移動平均線と指数平滑移動平均線を同時に起動できる。
ゴールデンクロスでは上向きの青色の矢印を表示する。
デッドクロスでは下向きのピンクの矢印を表示する。
移動平均線の交差をメールで通知できる。
マルチフレーム分析に対応している。
「Alert_SMA-EMA_CrossOver」は、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスを見逃したくない方に向いているインジケーターです。
それぞれの移動平均線の細かな設定はできませんが、個別に移動平均線を起動する必要がなく、マルチタイムフレーム分析にも対応しているため、汎用性の高いインジケーターと言えます。
SMAとEMAのクロスを使ったトレードをしている人にとっては非常に便利なインジケーターではないでしょうか。