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複数の時間軸の移動平均線をもとにトレンドの方向性と勢いを示唆するラインを表示するMT4インジケーター『AllFramesTrend』

更新日時:

AllFramesTrendスクリーンショット

トレンドの方向を一目で確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「AllFramesTrend」は、移動平均線をベースにしたインジケーターで、以下のような方に向いています。

  1. トレンドの方向を確認したい方

  2. 複数の時間足の値動きを考慮して取引している方

  3. トレンドの勢いを分析したい方

上記のような方のためにこの記事では、「AllFramesTrend」の使い方を解説していきます。

  1. AllFramesTrendの概要
  2. AllFramesTrendを表示する方法
  3. AllFramesTrendのパラメーター解説
  4. まとめ

AllFramesTrendの概要

「AllFramesTrend」は、複数の時間軸の期間5の移動平均線をもとに、現行トレンドの方向性と勢いを示唆するラインをチャート上に表示するMT4用のインジケーターで、詳細な算出方法は不明ですが、1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足の各移動平均線をもとに算出されているようです。

このインジケーターを導入すると、画像のように現行トレンドの勢いが強いことを示唆する赤色と青色のラインがチャート上に表示されます。一応説明すると、青線は上昇トレンドの勢いが強いことを示唆し、逆に赤線は下降トレンドの勢いが強いことを示唆します。

使い方はいろいろあると思いますが、一目で現行トレンドの勢いが強いことを確認することが出来ます。ただし、ヒストグラムのように現行トレンドの勢いがどのくらいかを判断することはできず、ただ単に勢いが強いことだけしか判断できません。

パッと見では確かにトレンドの勢いが強いときに正確にラインが表示されているように見えます。

ただし、このインジケーターのラインが表示されたからと言ってエントリーするのではなく、他のインジケーターなどを併用すると良いかと思います。

順張りでトレードしている人には興味深いインジケーターではないでしょうか。

AllFramesTrendを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

AllFramesTrendのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

AllFramesTrend

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

AllFramesTrendのパラメーター解説

AllFramesTrendパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

method

移動平均線の種類

初期値:3

移動平均線の種類を設定します。

price

移動平均線の適用価格

初期値:5

移動平均線の適用価格を設定します。

M1

1分足の移動平均線の有効/無効

初期値:0

1に設定すると1分足の移動平均線が有効になります。

M1_per

1分足の期間

初期値:5

1分足の移動平均線の算出を設定します。

M5

5分足の移動平均線の有効/無効

初期値:1

0に設定すると5分足の移動平均線が無効になります。

M5_per

5分足の期間

初期値:5

5分足の移動平均線の算出期間を設定します。

M15

15分足の移動平均線の有効/無効

初期値:1

0に設定すると15分足の移動平均線が無効になります。

M15_per

15分足の期間

初期値:5

15分足の移動平均線の算出期間を設定します。

H1

1時間足の移動平均線の有効/無効

初期値:1

0に設定すると1時間足の移動平均線が無効になります。

H1_per

1時間足の期間

初期値:5

1時間足の移動平均線の算出期間を設定します。

H4

H4分足の移動平均線の有効/無効

初期値:0

0に設定すると4時間足の移動平均線が無効になります。

H4_per

4時間足の期間

初期値:5

4時間足の移動平均線の算出期間を設定します。

D1

日足の移動平均線の有効/無効

初期値:0

1に設定すると日足の移動平均線が有効になります。

D1_per

日足の期間

初期値:5

日足の移動平均線の算出期間を設定します。

「method」は0から3、「price」は0から6の番号でそれぞれ指定する必要がありますので、変更する場合は留意しておきましょう。

まとめ

「AllFramesTrend」の使い方やパラメーターの設定方法について解説してきましたが、要点をまとめと以下のようになります。

  1. インジケーターが青色で表示されている場合は上昇トレンドの勢いが強い状態。

  2. インジケーターが赤色で表示されている場合は下降トレンドの勢いが強い状態。

  3. 勢い強さは分析できるが、勢いの程度を分析することはできない。

「AllFramesTrend」は、現行のトレンドの方向と強さを確認したい方に、向いているインジケーターです。

このインジケーターのみでエントリーのタイミングをはかることはできないので、他のインジケーターと組み合わせて使用しましょう。

また、実際の取引で使用する前に、自身が取引している相場でどの程度うまく機能するのか、十分なバックテストを実施した上で使用することをおすすめします。