最小平方移動平均線(LSMA)をチャート上に表示するシンプルなMT4インジケーター『altMA』
更新日時:2020年01月09日 10:49MT4は、標準でさまざまな種類の移動平均線を表示できますが、もっと値動きにしっかりと追従できる移動平均線があればと考えたことはないでしょうか。
「altMA」は、値動きに対する反応が速い移動平均線を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
値動きの速い相場で取引している方
価格への反応が速い移動平均線を探している方
そういった方のためにこの記事では「altMA」について解説していきます。
altMAの概要
「altMA」は、最小平方移動平均線(LSMA)というトレンドにしっかりと追従するという特徴をもつ移動平均線を表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターを導入するとチャート上に1本のLSMAが赤色で表示されます。
名前から推測して独自の計算式を用いた移動平均線を表示するインジケーターなのかと思いましたが、別途LSMAを表示させて比べてみるとLSMAと全く同じものが表示されるようでした。
ちなみに最小平方移動平均線(LSMA)とは、最小二乗法を計算方法に用いて、価格にしっかりと追従するという特徴をもった移動平均線です。
altMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
altMAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
altMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Rperiod |
期間 初期値:15 平滑化期間を設定します。 |
LSMA_Period |
LSMAの期間 初期値:5 LSMAの算出期間を設定します。 |
Div |
算出期間の除数 初期値:3 算出期間の除数を設定します。 |
初期設定のままでも、値動きに対する反応速度は速いですが、反応速度を調整したい場合は、「Rperiod」と「LSMA_Period」の値を調整しましょう。
まとめ
「altMA」の特徴やパラメーターの設定方法について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
最小平方移動平均線(LSMA)を表示する。
値動きにしっかり追従できる。
「altMA」は、値動きにしっかりと追従できるため、値動きの速い相場で移動平均線を使用したい方に向いているインジケーターです。
また、MT4に標準でインストールされている移動平均線よりも、反応速度が速い移動平均線を探しているという方にもおすすめです。
LSMAを1本表示させるというだけのシンプルなインジケーターですが、LSMAを表示させることのできるインジケーターは数が少ないので、LSMAを使用したトレードをしている人にとっては重宝するインジケーターではないでしょうか。