短期・長期の2本のEMAとMFIを組み合わせてトレンド転換を示唆するシグナルを表示するMT4インジケーター『AO_MFI_MA_Ron_01』
更新日時:2020年03月03日 11:37インジケーターにはそれぞれ長所と短所があるため、テクニカル分析では複数のインジケーターを組み合わせて使用することがあります。
「AO_MFI_MA_Ron_01」は移動平均線とMFIをもとに、トレンドの転換を分析するためのインジケーターで、以下のような方に向いています。
トレンドが転換する兆候を調べたい方
2本の移動平均線でトレンドの方向や転換を分析している方
以上のような方のためにこの記事では、「AO_MFI_MA_Ron_01」について解説していきます。
AO_MFI_MA_Ron_01の概要
「AO_MFI_MA_Ron_01」は、始値を適用価格とした短期と長期のEMAと、MT4に最初からインストールされているMFI(Money Flow Index)を組み合わせてシグナルを表示するMT4用のインジケーターで、エントリーのタイミングを示唆するタイプのインジケーターではなく、トレンド転換を示唆するタイプのインジケーターです。
ちなみにMFI(Money Flow Index)とは、相場の買われ過ぎ・売られ過ぎをレートと出来高から算出するテクニカル指標で、RSIと似た特徴を持っていますが、出来高も考慮しているという点が異なります。
MFIはMT4に最初からインストールされており、MT4上部のタブ「挿入」→「インディケーター」→「ボリューム」から導入することができます。
このインジケーターに関する情報がほぼ無いため、ソースコードをざっと見た限りの情報になりますが、具体的なシグナルルールは以下の通りです。
上向きの白矢印・・・短期EMAが長期EMAより上にあるときMFIが60レベル以上
下向きの赤矢印・・・短期EMAが長期EMAより下にあるときMFIが40レベル以下
矢印が表示されたらトレンドが転換する可能性を示唆していますが、ダマしのシグナルがそれなりに出るため注意が必要です。
AO_MFI_MA_Ron_01を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
AO_MFI_MA_Ron_01のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
AO_MFI_MA_Ron_01のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MovingAvg1 |
短期EMA算出期間 初期値:8 短期EMAの価格に対する反応速度が変化します。 |
MovingAvg2 |
長期EMA算出期間 初期値:21 長期EMAの価格に対する反応速度が変化します。 |
MFIPeriod |
MFIの算出期間 初期値:14 MFIで値動きを分析する期間を設定します。 |
移動平均線の算出方法はEMAに固定されているほか、MFIも算出期間以外のパラメーターを変更することはできません。
まとめ
「AO_MFI_MA_Ron_01」を使用する際のポイントをまとめると以下のようになります。
短期EMAが長期EMAより上にあるときにMFIが60レベル以上にある場合、上向きの矢印を表示する。
短期EMAが長期EMAより下にあるときにMFIが40レベル以下にある場合、下向きの赤矢印を表示する。
「AO_MFI_MA_Ron_01」は、トレンドが転換する兆候を分析したい方に、向いているインジケーターです。
デフォルトではかなりシグナルが多発してしまうため、他のインジケーターと併用したり、MFIのレベルを60と40ではなく80と20にしたりといった工夫が必要かと思います。