移動平均線の上下にATR×フィボナッチのバンドを表示するMT4インジケーター『bands-fibo-true』
更新日時:2019年11月11日 11:28「bands-fibo-true」は、移動平均線・ATR・フィボナッチにもとづいてバンドを表示するインジケーターです。
次のような方に「bands-fibo-true」は向いています。
エントリーや損切りの水準を分析したい方
逆張り系の手法が得意な方
この記事では上記のような方のために、「bands-fibo-true」の使い方とパラメーターについて解説します。
bands-fibo-trueの概要
インジケーターを起動すると移動平均線を軸に、上下に3本ずつバンドが表示されます。
「bands-fibo-true」は、1本の移動平均線とATRにフィボナッチ数を乗算したバンドを上下3本ずつ表示するインジケーターで、ボリンジャーバンドのように移動平均線と価格の乖離率を確認したり、逆張りのエントリー材料に使用したりできます。
また、価格がバンドの中間水準(移動平均線)を上に抜けた場合は、価格が上昇基調にあると判断でき、下に抜けた場合は下降基調にあると判断できます。
ATR(Average Ture Range)とは、相場における変動率(ボラティリティ)を表す指標のことで、相場が激しく動くときはATRの値は大きく上昇し、逆に動きのほとんどない相場ではATRの値は大きく減少します。
このインジケーターでは、移動平均線からこのATR値にフィボナッチ数を掛けた値分離れたところにバンドが描画されるので、要するに移動平均線に近い順から、ATR×1.62、ATR×2.62、ATR×4.23離れた位置にバンドが描画されるということになります。
bands-fibo-trueを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
bands-fibo-trueのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
bands-fibo-trueのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「bands-fibo-true」は、移動平均線やATRの算出期間を設定する項目と、バンドの表示位置を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
BandsPeriod |
移動平均線の算出期間 初期値:20 値を大きくすると価格に対するバンドの反応が緩やかになります。 |
BandsShift |
バンドのシフト 初期値:0 バンドの表示位置が左右にずれます。 |
PeriodATR |
ATRの算出期間 初期値:20 バンドの幅が変化する速度が変わります。 |
デフォルトではBandsPeriodとPeriodATRはどちらも20が設定されているので、使用する時間足などに合わせて適宜変更すると良いかと思います。
設定した期間によっては頻繁にバンドのラインが機能して価格が反転するので、損切りの目安に使ったり逆張りでのエントリーに使ったりすると中々良い結果が出るかもしれませんね。
まとめ
「bands-fibo-true」の使い方やパラメーターについて解説してきました。
このインジケーターを使用する際のポイントをまとめると以下の通りです。
ボリンジャーバンドのように相場のボラティリティに合わせて幅が変化する。
価格とバンドの接触を逆張りのエントリーシグナルとして使用できる。
価格と移動平均線の位置関係でトレンドの方向を確認できる。
「bands-fibo-true」は、逆張りでのエントリー水準やタイミングを知りたい方に向いているインジケーターです。
使い方がボリンジャーバンドと似ているため、ボリンジャーバンドを使用したことのある方であれば、使い方で戸惑うことも少ないかと思います。