5本のEMAをまとめて一気に表示するMT4インジケーター『Carter_MA』
更新日時:2020年05月02日 07:52移動平均線はさまざまな使い方ができ、複数の移動平均線を表示することでトレンドの発生や転換を分析することができます。
「Carter_MA」は、単体で複数の移動平均線を表示できるインジケーターで、以下のような方に向いています。
複数の移動平均線を表示してトレンドを分析している方
値動きの速い相場で取引している方
この記事では上記のような方のため、「Carter_MA」について解説します。
Carter_MAの概要
「Carter_MA」を起動すると5本の移動平均線が表示されます。
移動平均線が下から算出期間の短い順に並んでいる場合、強力な上昇トレンドが発生していることを意味しています。
反対に、移動平均線が上から算出期間の短い順に並んでいる場合、強力な下降トレンドが発生している状態です。
このインジケーターで表示される移動平均線はすべて指数平滑移動平均線で、価格に対する反応が速いことから、値動きの速い相場にも対応できます。
移動平均線の算出期間は個別に設定可能ですが、移動平均線の種類を変更することはできません。
Carter_MAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Carter_MAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Carter_MAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Carter_MA」のパラメーターは、それぞれの移動平均線の算出期間を設定するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
ma1 |
移動平均1の期間 初期値:8 移動平均1の価格に対する反応速度が変化します。 |
ma2 |
移動平均2の期間 初期値:21 移動平均2の価格に対する反応速度が変化します。 |
ma3 |
移動平均3の期間 初期値:50 移動平均3の価格に対する反応速度が変化します。 |
ma4 |
移動平均4の期間 初期値:100 移動平均4の価格に対する反応速度が変化します。 |
ma5 |
移動平均5の期間 初期値:200 移動平均5の価格に対する反応速度が変化します。 |
「ma1」から「ma5」は、各移動平均線の算出期間を設定するための項目で、設定した値に応じて移動平均線の反応速度が変化します。
まとめ
「Carter_MA」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
5本の移動平均線をひとつのインジケーターで表示できる。
移動平均線が下から算出期間の短い順に並んでいる場合、強力な上昇トレンドが発生している状態。
移動平均線が上から算出期間の短い順に並んでいる場合、強力な下降トレンドが発生している状態。
「Carter_MA」は、複数の移動平均線を表示して、トレンドを分析している方に向いているインジケーターです。
移動平均線の種類や適用価格の設定はできないため、細かな調整はできませんが活用できる場面は多いのではないでしょうか。
指数平滑移動平均線を使用しているので、値動きの速い相場で取引をしている方は、一度試してみると良いでしょう。