移動平均線と移動平均線の乖離率をグラフ化して表示するMT4インジケーター『EI_MAvsMADifference』
更新日時:2019年10月24日 11:04「EI_MAvsMADifference」は2本の移動平均線間の乖離率をグラフ化してサブウィンドウに表示することができるインジケーターです。
「EI_MAvsMADifference」は次のような方に向いているインジケーターです。
トレンドを捉えたい方
押し目でエントリーしたい方
移動平均線をよく使う方
上記のような方のためにこの記事では、「EI_MAvsMADifference」の使い方やパラメーターの設定方法について解説していきます。
EI_MAvsMADifferenceの概要
インジケーターを起動するとサブウィンドウ上に、2本の移動平均線の乖離率を示す黄色いラインが表示されます。
乖離率とは、移動平均線と移動平均線がどのくらい離れているかを表示したもので、例えば、2つの移動平均線が交差している地点では乖離率は0%になります。
赤色とピンクのラインは、価格が上昇していることを示す閾値で、水色と青色のラインは価格が下降していることを示す閾値です。
閾値の水準はパラメーターから任意のレベルに変更することも可能です。
2本以上の移動平均線を使って、押し目でエントリーする手法を使っている場合など、は非常に役立つのではないでしょうか。
EI_MAvsMADifferenceを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
EI_MAvsMADifferenceのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
EI_MAvsMADifferenceのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
prmCurrentMAPeriod |
Current移動平均の算出期間 初期値:5 |
prmBaseMAPeriod |
Base移動平均の算出期間 初期値:6 |
Description_about_method |
0:SMA 1:EMA 2:SMMA 3:LWMA |
prmMAMethod |
移動平均の算出方法 初期値:0 価格に対する移動平均の反応が変化します |
prm_UP_LowerLimit |
上昇ゾーンの下限 初期値:0.001 ピンクのラインのレベルが変化します |
prm_UP_UpperLimit |
上昇ゾーンの上限 初期値:0.01 赤色のラインのレベルが変化します |
prm_Down_LowerLimit |
下降ゾーンの下限 初期値:-0.001 水色のラインのレベルが変化します |
prm_Down_UpperLimit |
下降ゾーンの上限 初期値:-0.01 青色のラインのレベルが変化します |
prmAlert |
アラートの有効/無効 初期値:false trueに設定するとアラート機能が有効になります |
移動平均の算出方法は番号で指定する必要があり、0が単純移動平均、1が指数平滑移動平均、2が平滑移動平均、3が加重移動平均に対応しています。
移動平均の算出期間は個別に設定ができますが、移動平均の算出方法に関しては共通のパラメーターを使用して算出されます。
アラート機能を有効にしたい方は、「prmAlert」をtrueに変更しましょう。
閾値については、十分なテストを行った上で設定した方が良いでしょう。
まとめ
「EI_MAvsMADifference」の使い方やパラメーターの設定について解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
「EI_MAvsMADifference」は2本の移動平均線の乖離率を示している
インジケーターの値が上昇ゾーンにある場合、価格が上昇している状態
インジケーターの値が下降ゾーンにある場合、価格が下降している状態
閾値は任意の値に設定できる
「EI_MAvsMADifference」は、トレンドの押し目でエントリーしたい方に、向いているインジケータです。
移動平均線を普段から使っている方であれば、パラメーターの設定で戸惑うことも少ないかと思います。