3本のMAがパーフェクトオーダーになったときにシグナルを表示するMT4インジケーター『EMA_5_10_34_Signal』
更新日時:2019年10月26日 06:29「EMA_5_10_34_Signal」は、3本の移動平均線の配置にもとづいて、トレンドの方向を矢印で表示するインジケーターです。
「EMA_5_10_34_Signal」は、以下のような方におすすめのインジケーターです。
長期的なトレンドの方向を調べたい方
移動平均線を普段よく使っている方
この記事ではそういった方のために、「EMA_5_10_34_Signal」の使い方やパラメータについて解説します。
EMA_5_10_34_Signalの概要
「EMA_5_10_34_Signal」は、3本の移動平均線が短期・中期・長期と綺麗に並んで価格と同じ傾きになっている状態、所謂パーフェクトオーダーになったときにシグナルを表示するインジケーターです。
上向きのパーフェクトオーダー(3本のMAが上から短期・中期・長期)になったときに上向きの青矢印を、下向きのパーフェクトオーダー(3本のMAが下から短期線・中期・長期)になったときに下向きの赤矢印を表示します。
パーフェクトオーダーが現れているということは現行トレンドの勢いが強いことを意味するので、トレンドに沿ったトレードができますが、このインジケーターを使ってパーフェクトオーダーが現れたタイミングでエントリーするのではなく他のインジケーターと併用して多くの根拠が揃ってからエントリーしたほうが良いでしょう。
なお、このインジケーター単体では移動平均線自体は表示されないため、別途移動平均線も一緒に表示させた方が、インジケーターの動作を確認しやすいでしょう。
EMA_5_10_34_Signalを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
EMA_5_10_34_Signalのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
EMA_5_10_34_Signalのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「EMA_5_10_34_Signal」のパラメーターは、各移動平均の算出期間と算出方法を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
FasterMA |
短期移動平均線の期間 初期値:5 値を大きくするほど、価格に対する短期移動平均の反応が緩やかになります。 |
FasterMode |
短期移動平均線の算出方法(0=SMA, 1=EMA, 2=SMMA, 3=WMA) 初期値:1 短期移動平均の価格への反応速度が変化します。 |
MediumMA |
中期移動平均線の期間 初期値:10 値を大きくするほど、価格に対する中期移動平均の反応が緩やかになります |
MediumMode |
中期移動平均線の算出期間(0=SMA, 1=EMA, 2=SMMA, 3=WMA) 初期値:1 中期移動平均の価格への反応速度が変化します。 |
SlowMA |
長期移動平均線の算出期間 初期値:34 値を大きくするほど、価格に対する長期移動平均の反応が緩やかになります。 |
SlowMode |
長期移動平均線の算出方法(0=SMA, 1=EMA, 2=SMMA, 3=WMA) 初期値:1 長期移動平均の価格への反応速度が変化します。 |
別途移動平均線を表示させる場合は、ここの設定と同じものを表示させましょう。
算出方法は4種類から選択することができ、SMAは単純移動平均、EMAは指数平滑移動平均、SMMAは平滑移動平均、WMAは加重移動平均を意味しています。
算出方法によって、価格への反応の仕方が変化しますので、いくつか試した上で自身に合ったものを選択すると良いでしょう。
まとめ
「EMA_5_10_34_Signal」の使い方やパラメータの設定について解説しましたが、要点をまとめると以下の通りです。
パーフェクトオーダーにもとづいて矢印を表示する。
上昇トレンドでは上向きの青い矢印を表示。
下降トレンドでは下向きの赤い矢印を表示。
エントリーするタイミングの分析はできない。
パーフェクトオーダーが形成されるまでには、それなりの時間がかかるため「EMA_5_10_34_Signal」は、長期的なトレンドを捉えたい方に向いているインジケーターと言えます。
トレンドの方向を分析することができますが、エントリーのタイミングを計ることができるインジケーターではないため、他のインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。