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フラクタル次元を使用しトレンドの勢いによって価格への追従速度が変わる移動平均線MT4インジケーター『フラクタル適応型移動平均線(FAMA)』

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「フラクタル適応型移動平均線(FAMA)」は、相場のボラティリティーに合わせて、自動的に最適化される移動平均線を表示するインジケーターです。

「フラクタル適応型移動平均線(FAMA)」は、以下のような方に向いています。

  1. ボラティリティーの変化が激しい相場で取引をしている方

  2. 自動的に最適化される移動平均線を探している方

この記事では、「フラクタル適応型移動平均線(FAMA)」の使い方やパラメーターの設定方法について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. フラクタル適応型移動平均線(FAMA)の概要
  2. フラクタル適応型移動平均線(FAMA)を表示する方法
  3. フラクタル適応型移動平均線(FAMA)のパラメーター解説
  4. まとめ

フラクタル適応型移動平均線(FAMA)の概要

インジケーターを起動すると、赤色のラインで「フラクタル適応型移動平均線(FAMA)」が表示されます。

フラクタル適応型移動平均線(Fractal Adaptive Moving Average、FAMA)とは、John Ehlersによって開発された移動平均線の一種で、指定された期間のフラクタル次元をもとに平滑化係数を計算するという特徴によってトレンドの勢いが強い相場では素早く価格を追従し、逆にトレンドの方向感が乏しい相場ではゆっくりと追従する移動平均線です。

つまり、ボラティリティーの変化が激しい相場であっても、移動平均線の算出期間を調整することなく使用することができます。

このフラクタル適応型移動平均線は、他の移動平均線の使い方と同じように価格とMAのクロスや期間の異なるMA同士のクロスといった手法が適応可能で、なおかつ強い相場で素早く追従し弱い相場ではゆっくりと追従するという特徴のおかげで他の移動平均線に比べてダマしを減らすことができます。

計算方法は複雑なため割愛させていただきますが、移動平均線を使用したトレードをしている人にとっては興味深いものではないでしょうか。

フラクタル適応型移動平均線(FAMA)を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

フラクタル適応型移動平均線(FAMA)のダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

フラクタル適応型移動平均線(FAMA)

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

フラクタル適応型移動平均線(FAMA)のパラメーター解説

フラクタル適応型移動平均線(FAMA)のパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「フラクタル適応型移動平均線(FAMA)」のパラメーターは、移動平均線の算出期間を設定する項目のみで構成されています。

入力項目 入力内容

RPeriod

フラクタル適応型移動平均線の算出期間

初期値:60

値を大きくすると価格に対する移動平均線の反応が緩やかになります。

パラメーターは「RPeriod」のみと、シンプルな構成になっているため設定で戸惑うことも少ないかと思います。

デフォルトでは期間60のFAMAが設定されていますが、使用する時間足に合わせて変更したり短期と長期で複数本表示させたりすると良いでしょう。

まとめ

「フラクタル適応型移動平均線(FAMA)」の使い方やパラメーターの設定方法について解説しました。

要点をまとめると以下のようになります。

  1. 値動きの激しい相場では価格に対し俊敏に反応する。

  2. 値動きが穏やかの相場では価格に対し緩やかに反応する。

  3. 一般的な移動平均線と同じように使用できる。

「フラクタル適応型移動平均線(FAMA)」は、値動きが激しい時と静かな時の差が大きい相場で取引をしている方に向いているインジケーターです。

また、相場のボラティリティーに合わせて、自動的に最適化される移動平均線を探しているという方にもおすすめです。