傾きによって色が変わるハル移動平均線(HMA)をドットで表示するMT4インジケーター『hma4』
更新日時:2019年11月28日 09:13一般的な移動平均線では、反応速度とノイズの少なさはトレードオフの関係にありますが、反応速度が速くノイズの少ない移動平均線があればと考えたことはないでしょうか。
「hma4」は、反応速度が速くてノイズの少ないハル移動平均線を表示するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
価格に対し敏感に反応する移動平均線を探している方
表示が滑らかな移動平均線を探している方
トレンドの変化を通知してくれるインジケーターを探している方
この記事は上記のような方のために、「hma4」について解説します。
hma4の概要
「hma4」は傾きによって色が変わるハル移動平均線(HMA)をドットで表示するインジケーターで、ハル移動平均線(HMA)の傾きが変わるとメールアラートやポップアップで通知してくれます。
ちなみにハル移動平均線(HMA)とは、2本の加重移動平均線をもとに計算することにより、通常の移動平均線に比べて敏感に価格に追従し、トレンドの方向感が無い状態でのノイズを除去して滑らかな曲線を描く移動平均線です。
hma4を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
hma4のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
hma4のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
HMAPeriod |
HMAの期間 初期値:30 価格に対するハル移動平均線の反応速度が変化します。 |
MA_Shift |
HMAの表示移動 初期値:0 ハル移動平均線の表示位置が変化します。 |
MA_Method |
移動平均線の種類 初期値:3 ハル移動平均線の種類を「note2」「note3」に記載されている番号で指定します。 |
MA_Price |
移動平均線の適用価格 初期値:0 ハル移動平均線と適用価格を「note4」に記載されている番号で指定します。 |
FilterNumber |
フィルター 初期値:2 値を大きくするほど移動平均線の感度が高くなります。 |
DrawDots |
ドットの表示・非表示 初期値:true falseに設定するとハル移動平均線が線で表示されます。 |
aTake_Profit |
利確 初期値:48 値を変更しても移動平均線の表示に影響はありません。 |
aStop_Loss |
損切 初期値:38 値を変更しても移動平均線の表示に影響はありません。 |
aAlerts |
ポップアップアラートのON/OFF 初期値:false trueに設定するとポップアップアートがONになります。 |
EmailOn |
メールアラートのON/OFF 初期値:false trueに設定するとメールアラートがONになります。 |
移動平均線の種類や適用価格は、番号で指定する必要がありますので、変更する場合はパラメーターの「note」に記載されている番号を確認しましょう。
パラメーターの設定が非常に豊富で汎用性が高く、ドットと実線の表示切替もできるため、HMAを試すのに最適なインジケーターと言えます。
まとめ
「hma4」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下の通りです。
ハル移動平均線は他の移動平均線と比較して価格に敏感に反応する。
価格への反応が速い割に描写されるラインは滑らか。
ポップアップアラート・メールアラート機能付き。
「hma4」は、価格の変化を早い段階で捉えたい方に、向いているインジケーターです。
現在使用している移動平均線のノイズや反応速度に悩まされている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。