向きに応じて色が変化するHMAを表示するMT4インジケーター「SignalLine」
更新日時:2020年06月30日 10:27移動平均線の向きを確認することでトレンドの方向を分析できますが、移動平均線の向きが切り替わったことすぐに確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「SignalLine」は、向きに応じて色が変化する移動平均線を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
移動平均線を好んで使用する方
トレンドの向きを分析したい方
値動きの速い相場で取引している方
以上のような方のためにこの記事では、「SignalLine」について解説します。
SignalLineの概要
「SignalLine」を起動するとチャート上に移動平均線が表示されます。
移動平均線が黄緑色で表示されている場合は、価格が上に向かっている状態です。
反対に赤色で表示されている場合は、価格が下に向かっていることを示しています。
「SignalLine」の算出方法は以下の通りです。
vect=2×(「period」/2)期間加重移動平均-「period」期間加重移動平均
「SignalLine」=vectの√「period」期間移動平均
「SignalLine」は、加重移動平均をベースに算出されるHMAという移動平均線を表示しており、単純移動平均線と比較すると値動きへの追従速度が速い点が特徴です。
SignalLineを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
SignalLineのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
SignalLineのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「SignalLine」のパラメーターは3つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
period |
算出 初期値:15 移動平均線の算出期間を設定します。 |
method |
移動平均の算出方法 初期値:3 移動平均線の算出方法を設定します。 |
price |
適用価格 初期値:0 移動平均線の算出に用いる価格の種類を設定します。 |
「SignalLine」のパラメーターは、移動平均線としては標準的な項目で構成されているため、MT4標準のMovingAverageを使用したことのある方であれば、設定で戸惑うことも少ないでしょう。
「method」は、前述のvectの移動平均を算出する際の移動平均の種類を設定するための項目です。
vectを算出する際の2つの移動平均は、加重移動平均に固定されておりパラメーターから変更することはできません。
まとめ
「SignalLine」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
HMAを表示する。
移動平均線が黄緑色で表示されている場合は価格が上に向かっている状態。
移動平均線が赤色で表示されている場合は価格が下に向かっている状態。
「SignalLine」は、移動平均線の向きを色で確認できるため、価格が向かっている方向を確認したい方に向いています。
また、このインジケーターのベースになっているHMAは、価格の変化に対する反応が速いので、値動きが速い相場で取引している方にも向いています。