ボリュームのJMAを表示するMT4インジケーター「Volume_JMA_OptionZeroCheck」
更新日時:2020年08月08日 11:42ボリュームの変化を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Volume_JMA_OptionZeroCheck」は、ボリュームの平均をラインで表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
ボリュームの変化を分析したい方
ボリュームを考慮しながら取引している方
上記のような方のためにこの記事では、「Volume_JMA_OptionZeroCheck」について詳しく解説します。
- Volume_JMA_OptionZeroCheckの概要
- Volume_JMA_OptionZeroCheckを表示する方法
- Volume_JMA_OptionZeroCheckのパラメーター解説
- まとめ
Volume_JMA_OptionZeroCheckの概要
ボリュームの移動平均線を、表示するMT4インジケーターはいくつかありますが、「Volume_JMA_OptionZeroCheck」は、移動平均線の算出方法にJMAを追加したインジケーターです。
移動平均線は算出期間を短くして、価格への反応を速くするとノイズが多くなりますが、JMAは反応が速いに割に、滑らかなラインを描写するという特徴があります。
「Volume_JMA_OptionZeroCheck」では、JMA以外にも単純移動平均、指数平滑移動平均、平滑移動平均、線形加重移動平均といった平滑化方法を使用できます。
ボリュームの移動平均線に、JMAを使用する優位性については不明ですが、使用可能な平滑化方法が追加されたことで、より幅広い使用者のニーズに対応できるようになっています。
ボリュームの変化を観察する際に便利なインジケーターと言えるでしょう。
Volume_JMA_OptionZeroCheckを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Volume_JMA_OptionZeroCheckのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Volume_JMA_OptionZeroCheckのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
IndiOptions |
****** Indicator Options ****** |
MA_Period |
平滑化期間 初期値:7 移動平均線の算出期間を設定します。 |
MA_Shift |
移動平均線のシフト 初期値:0 移動平均線の表示位置を設定します。 |
MAMethods0 |
*** 0 = SMA, 1 = EMA *** |
MAMethods2 |
*** 2 = SMMA, 3 = LWMA *** |
MAMethods4 |
*** 4 = JMA *** |
MA_Method |
平滑化方法 初期値:4 移動平均線の種類を設定します。 |
JMAOptions |
****** JMA Options ******* |
JMAPchase |
JMAの位相 初期値:5 JMAの位相を設定します。 |
FL |
****** Filter Level ****** |
ShowFilterLevel |
フィルターレベルを表示 初期値:true falseに設定するとフィルターレベルが非表示になります。 |
LevelAvgDays |
平均レベル算出日数 初期値:-1 レベルの算出期間を設定します。 |
LevelPercentage |
レベル 初期値:60.0 レベルをパーセント単位で設定します。 |
LevelMAMethod |
レベルの算出方法 初期値:1 レベルの移動平均の算出方法を設定します。 |
「ShowFilterLevel」は、サブウィンドウにレベルを表示するか否かを設定するためのパラメーターです。
falseに設定するとレベルを示すラインが非表示になります。
レベルは一定期間中の平均値をもとに決定され、「LevelMAMethod」で平均値を算出する期間を設定します。
まとめ
「Volume_JMA_OptionZeroCheck」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
ボリュームの平均を表示する。
平均の算出方法としてJMAを選択できる。
「MA_Method」は0~4の番号を入力して指定する必要があり、0が単純移動平均、1が指数平滑移動平均、2が平滑移動平均、3が線形加重移動平均、4がJMAとなっています。
「Volume_JMA_OptionZeroCheck」は、ノイズを取り除いたボリュームの変化を確認したい方に向いているインジケーターです。
ボリュームを考慮して取引している方であれば、活用できる場面があるかもしれません。