傾きによって色が変わる線形回帰(エンドポイント移動平均)を表示するMT4インジケーター『linear-regression-indicator』
更新日時:2019年11月15日 03:52「linear-regression-indicator」は、線形回帰分析をもとにトレンドの方向を移動平均線のように表示するインジケーターです。
「linear-regression-indicator」は、次のような方に向いています。
トレンドフォロー系の手法を使用している方
トレンドの方向を視覚的に確認しやすい状態にしておきたい方
この記事では、トレンドの方向をチャート上に分かりやすく表示したいという方のために、「linear-regression-indicator」の使い方やパラメーターについて解説します。
- linear-regression-indicatorの概要
- linear-regression-indicatorを表示する方法
- linear-regression-indicatorのパラメーター解説
- まとめ
linear-regression-indicatorの概要
「linear-regression-indicator」は、チャート上に移動平均線のようなlinear regression(線形回帰)を表示するインジケーターで、価格のデータ分布の一定の傾向性を線で表すことでトレンドを分析することができます。
ちなみに線形回帰とは、統計学上の概念のことで、かなり簡単に言うとばらばらに分布したデータを線で表現して分析しよう、というものです。
このインジケーターは、新しい足が出来る度に線形回帰トレンドラインの中心線(回帰直線)を再計算することにより、過去の値と現在の値を移動平均線のように表現してトレンドを分析することが目的です。
基本的な使い方として、Linear Regression Indicatorの傾きでトレンドの方向性を確認して、Linear Regression Indicatorが上向き(緑色)になったら買いエントリー、逆に下向き(赤色)になったら売りでエントリーといった使い方ができるでしょう。
linear-regression-indicatorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
linear-regression-indicatorのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
linear-regression-indicatorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Period |
インジケーターの算出期間 初期値:34 値を大きくするほど長期的なトレンドを表示します。 |
Price |
適用価格 初期値:0 インジケーターの算出に用いる適用価格を設定します。 |
Shift |
インジケーターのシフト 初期値:0 インジケーターを表示する位置を設定します。 |
分析したいトレンドの長さに応じて「Period」は調整した方がよいでしょう。
まとめ
「linear-regression-indicator」の使い方やパラメーターについて解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
線形回帰をもとにトレンドを表示する。
インジケーターが緑色で表示されている場合は買いのシグナル。
インジケーターが赤色で表示されている場合は売りのシグナル。
インジケーターが黄色で表示されている場合はトレンドがない状態。
「linear-regression-indicator」は、トレンドの方向を視覚的に確認しやすい状態にしておきたいという方に向いているインジケーターです。
また、線形回帰を使ってトレンドを分析しながらトレードをしていくことで新たな発見や新しい手法確立の材料が見つかるかもしれませんね。