傾きによって色が変わる最小平方移動平均線(LSMA)を表示するMT4インジケーター『LSMA in Color』
更新日時:2019年11月20日 03:51「MTF_LSMA」は、LSMA(Least Squares Moving Average、最小平方移動平均線)をチャート上に表示できるインジケーターです。
「MTF_LSMA」は、次のような方に向いています。
値動きが速い相場で取引している方
移動平均線を使用している方
上記のような方のために、「MTF_LSMA」の見方やパラメーターの設定方法について解説していきます。
MTF_LSMAの概要
「MTF_LSMA」は、最小平方移動平均線の傾きが上向きになっている間は緑色で表示、逆に傾きが下向きになっている間は赤色で表示、そして傾きが変わるときの保ち合いになっている間は黄色で表示します。
そのため、現在のトレンドの状態を一目で把握することができます。
ちなみに最小平方移動平均線とは、最小二乗法を計算方法に用いた移動平均線で、画像(三色の線=LSMA、青線=EMA)を見ていただくと分かるように、価格にしっかりと追従するという特徴をもっています。
最小平方移動平均線を表示できるインジケーターは数が少ないため、新しい移動平均線を使いたい人にとって、このインジケーターは重宝するのではないでしょうか。
傾きによって色が三色に分けられているためトレンドの方向性判断がしやすいのもこのインジケーターの便利な点かと思います。
MTF_LSMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MTF_LSMAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MTF_LSMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「LSMA_in_Color」のパラメーターは、LSMAの算出期間を設定する項目と、描写する期間を設定する項目のみで構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Rperiod |
LSMAの期間 初期値:34 値を大きくするほど価格に対するLSMAの反応が緩やかになります。 |
Draw4HowLongg |
描写期間 初期値:1500 値を大きくするほど過去にさかのぼってインジケーターを表示します。 |
「Rperiod」は、普段使用している移動平均線の算出期間を基準に設定すると良いでしょう。
パラメーターは2項目のみと、非常にシンプルな構成になっていますので、設定で戸惑う事も少ないかと思います。
まとめ
「MTF_LSMA」の見方とパラメーターについて解説してきましたが、要点をまとめると以下の通りです。
値動きに対するラグが小さい。
緑色で表示されている場合はインジケーターの値が上昇している状態。
赤色で表示されている場合はインジケーターの値が下降している状態。
相場に方向感がない場合は黄色で表示される。
「LSMA_in_Color」は、値動きが速い相場で取引をしている方や、現在使用している移動平均線のラグが気になるという方におすすめです。
指数平滑移動平均線が使いにくいと感じている方は、「LSMA_in_Color」を試してみてはいかがでしょうか。