2本の最小平方移動平均線(LSMA)のクロスでシグナルを表示するMT4インジケーター『lsma-v1.2』
更新日時:2019年11月28日 02:16「lsma-v1.2」は、最小平方移動平均線(LSMA)によるゴールデンクロスやデッドクロスがあった箇所にマーカーを表示するインジケーターです。
次のような方に「lsma-v1.2」は向いています。
値動きの速い相場で取引をしている方
- 移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスでトレンドの分析を行っている方
この記事ではこういった方のために、「lsma-v1.2」の使い方やパラメーターの設定方法について解説します。
lsma-v1.2の概要
「lsma-v1.2」は、チャート上に2本の最小平方移動平均線(LSMA)を表示させ、それらの線がクロスした時にシグナルを表示するインジケーターで、短期の最小平方移動平均線(LSMA)が長期の最小平方移動平均線(LSMA)を下から上抜けたときに上向きの緑矢印を、逆に短期の最小平方移動平均線(LSMA)が長期の最小平方移動平均線(LSMA)を上から下抜けたときに下向きの赤矢印を表示します。
ちなみに最小平方移動平均線(LSMA)とは、最小二乗法を計算方法に用いて、価格にしっかりと追従するという特徴をもった移動平均線です。
移動平均線クロス系のインジケーターでは、レンジ相場でのシグナル多発が厄介な点ですが、このインジケーターでは価格にしっかりと追従するという特徴をもつLSMAを使用しているため、他の移動平均線クロス系インジケーターに比べてレンジ相場でのシグナル多発が少ないです。
最小平方移動平均線を表示できる移動平均線クロス系のインジケーターは数が少ないため、新しい移動平均線を使いたい人にとって、このインジケーターは重宝するのではないでしょうか。
lsma-v1.2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
lsma-v1.2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
lsma-v1.2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Flsma |
短期LSMAの期間 初期値:15 短期LSMAの期間の価格に対する反応速度が変化します。 |
Slsma |
長期LSMAの期間 初期値:22 長期LSMAの期間の価格に対する反応速度が変化します。 |
CrossBarInProgress |
確定する前にシグナルを出すか 初期値:false trueに設定すると直近のローソク足が形成される途中であっても、移動平均線が交差するとシグナルを表示します。 |
AlertCross |
アラートのON/OFF 初期値:false trueに設定するとアラートがONになります。 |
デフォルトでは15LSMAと22LSMAが設定されており、1時間足で使うとちょうど良い感じにシグナルが出るかと思います。
「CrossBarInProgress」については、ダマしのシグナルを減らすためにも、デフォルトのままにしておいた方がよいでしょう。
まとめ
「lsma-v1.2」を使用する上でのポイントをまとめると以下の通りです。
LSMAは価格に対する反応が速い。
ゴールデンクロスでは上向きと緑の矢印を表示する。
デッドクロスでは下向きの赤い矢印を表示する。
アラート機能も使用できる。
「lsma-v1.2」は、現在使用している移動平均線では、値動きに対してゴールデンクロスやデッドクロスが形成されるのが遅すぎると感じている方に向いています。
LSMAを表示できるインジケーター自体が少ないので、LSMAを試してみたいという方にもおすすめです。