LSMAをベースにした2本のラインでトレンドを分析するMT4インジケーターを表示する「TriggerLine-mod」
更新日時:2019年11月05日 09:35「TriggerLine-mod」は、LSMA(最小2乗移動平均線)をベースにしたインジケーターで、移動平均線のように使用することができます。
「TriggerLine-mod」は、次のような方に向いています。
トレンドの転換を捉えたい方
トレンドの方向を調べたい方
トレンドの勢いを調べたい方
この記事では、「TriggerLine-mod」の使い方やパラメーターについて解説していきます。
TriggerLine-modの概要
インジケーターを起動すると、チャート上に「LSMA」と「wt」というラインがチャート上に表示されます。
それぞれのラインの方法は以下の通りです。
lengthvar = (「Rperiod」+1) / 3
tem = lengthvar × 「Rperiod」期間前の始値
sum = tmpの「Rperiod」期間合計
wt = sum × 6 / (「Rperiod」 × (「Rperiod」+1))
LSMA = 1つ前のwt + (wt - 1つ前のwt) × 2 / (「LSMA_Period」 + 1)
「wt」は「LSMA」よりも価格に対する反応が速く、「wt」と「LSMA」の位置関係によってインジケーターの色が変化します。
「wt」の値が「LSMA」よりも高い場合は、インジケーターが青色で表示され、価格が上昇基調にあることを示しています。
一方、「wt」の値が「LSMA」よりも低い場合は、インジケーターが赤色で表示され、価格が下降している状態です。
「wt」と「LSMA」が入れ替わると、垂直のラインが表示され、トレンドの方向が変わったことを示しています。
持ち合い相場では、頻繁にインジケーターの色が切り替わるため注意が必要です。
値動きに勢いがあるほど、「TriggerLine-mod」の傾斜がきつくなり、穏やかな相場では横ばいになります。
TriggerLine-modを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TriggerLine-modのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TriggerLine-modのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「TriggerLine-mod」のパラメーターは、各ラインの算出期間を設定するための2つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Rperiod |
wt算出期間 初期値:15 値を大きくすると価格に対するインジケーターの反応が緩やかになります。 |
LSMA_Period |
LSMA算出期間 初期値:5 値を小さくするとLSMAがwtに追従する速度が速くなります。 |
「LSMA_Period」の値を小さくするほど「LSMA」が「wt」に追従する速度が速くなりますが、1に設定するとインジケーターが表示されなくなってしまいますので、2以上の値に設定する必要があります。
まとめ
「TriggerLine-mod」について解説しましたが、要点をまとめると以下のようになります。
上昇トレンドでは青色で表示される。
下降トレンドでは赤色で表示される。
トレンドが転換した箇所では垂直のラインが表示される。
値動きに勢いがあるほど傾斜がきつくなる。
「TriggerLine-mod」は、トレンドの方向や転換、勢いなど、トレンドと状態を調べたい方に向いているインジケーターです。
動意の薄い相場では、ダマしのシグナルが多くなりますので注意しましょう。