LSMAをシフトしてトレンドを分析するMT4インジケーターを表示する「Triggerlines_Shift_Modified」
更新日時:2019年11月07日 12:04「Triggerlines_Shift_Modified」は、シフトした最小2乗平滑移動平均線(LSMA)を用いてトレンドを分析するインジケーターです。
「Triggerlines_Shift_Modified」は、以下のような方に向いています。
値動きの転換を捉えたい方
値動きの方向を調べたい方
トレンドフォロー系の手法を使用している方
この記事では、「Triggerlines_Shift_Modified」の使い方やパラメータの設定方法について解説していきます。
- Triggerlines_Shift_Modifiedの概要
- Triggerlines_Shift_Modifiedを表示する方法
- Triggerlines_Shift_Modifiedのパラメーター解説
- まとめ
Triggerlines_Shift_Modifiedの概要
インジケーターを起動すると、チャート上に2本のラインが表示されます。
価格への反応が速いラインが「wt」、それに追従するラインが「LSMA」です。
「wt」が「LSMA」を上回っている場合は、インジケーターが青色で表示され、価格が上昇基調にあることを示しています。
反対に「wt」が「LSMA」を下回っている場合は、インジケーターが赤色で表示され、価格が下降基調にあることも示しています。
インジケーターの色が切り替わった場合、値動きの方向が転換したことを示唆しています。
「wt」と「LSMA」は以下の方法で算出されます。
lengthvar = (「Rperiod」+1) / 3
tem = lengthvar × 「Rperiod」期間前の始値
sum = tmpの「Rperiod」期間合計
wt = sum × 6 / (「Rperiod」 × (「Rperiod」+1))
LSMA = 1つ前のwt + (wt - 1つ前のwt) × 2 / (「LSMA_Period」 + 1)
「Triggerlines_Shift_Modified」は、上記の方法で算出された「wt」と「LSMA」をパラメーターで設定した値の分だけシフトした位置に表示します。
Triggerlines_Shift_Modifiedを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Triggerlines_Shift_Modifiedのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Triggerlines_Shift_Modifiedのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Rperiod |
wt算出期間 初期値:20 値を大きくすると価格に対するインジケーターの反応が緩やかになります。 |
RperiodShift |
上昇部分をシフト 初期値:0 インジケーターの青色で表示されている部分をシフトとします。 |
LSMA_Period |
LSMA算出期間 初期値:20 値を小さくするとLSMAがwtに追従する速度が速くなります。 |
LSMA_PeriodShift |
下降部分のシフト 初期値:0 インジケーターの赤色で表示されている部分をシフトします。 |
「RperiodShift」と「LSMA_PeriodShift」を別々の値に設定すると、上昇部分と下降部分でインジケーターの表示がずれて機能しなくなるため、同じ値に設定する必要があります。
まとめ
「Triggerlines_Shift_Modified」の使い方とパラメーターの設定方法について解説しました。
ポイントをまとめると以下の通りです。
インジケーターが青色で表示されている場合は価格が上昇している状態。
インジケーターが赤色で表示されている場合は価格が下降している状態。
「RperiodShift」と「LSMA_PeriodShift」は同じ値に設定する。
「Triggerlines_Shift_Modified」は、値動きの方向や転換を調べたい方に向いているインジケータです。
移動平均線と同じように使うことができるため、トレンドフォロー系の手法を使用している方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。