全ての時間足のチャートで特定の時間足の移動平均線を表示するMT4インジケーター『MA-4H』
更新日時:2019年11月26日 03:41大局的なトレンドに沿った方向にトレードすることで、トレードの成功率が高くなるだけではなく、大きな利益をあげられる可能性もあるため、取引にマルチタイムフレーム分析を取り入れている方も多いのではないでしょうか。
「MA-4H」は、特定の時間枠に設定された2本の移動平均線が表示されるようになるインジケーターで、次のような方に向いています。
移動平均線を使ってトレンドを分析している方
マルチタイムフレーム分析を行っている方
上記のような方のためにこの記事では、「MA-4H」について解説します。
MA-4Hの概要
「MA-4H」特徴を端的に述べるなら、マルチタイムフレーム対応の移動平均線インジケーターといった感じになります。
ちなみに使い道があるかはわかりませんが、移動平均線は下位足のチャートだけでなく上位足のチャートにも表示され、例えば、日足や月足のチャート上にも4時間足の移動平均線が表示されます。
インジケーター名が4Hとなっていますが、移動平均線を算出する時間枠が4時間足に固定されているわけではなく、任意の時間枠に設定して移動平均線を表示することができます。
MA-4Hを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MA-4Hのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MA-4Hのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Ma |
1本目の移動平均線の期間 初期値:8 1本目の移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
SecondMa |
2本目の移動平均線の期間 初期値:21 2本目の移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
Mode |
移動平均線の種類(0=SMA, 1=EMA, 2=SMMA, 3=WMA) 初期値:1 移動平均の算出方法を番号で設定します。 |
AppliedPrice |
移動平均線の適用価格 初期値:0 移動平均線の算出に用いる価格の種類を設定します。 |
VarPeriod |
VaR期間 初期値:240 移動平均線を算出する時間枠を分単位で設定ます。 |
Second_Ma |
2本目の移動平均線の表示・非表示 初期値:true falseに設定すると2本目の移動平均線が非表示になります。 |
なお、デフォルトでは8EMAと21EMAが設定されているので、意識されやすいパラメーターの移動平均線に変更すると良いかと思います。
まとめ
「MA-4H」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
1つのインジケーターで2本の移動平均線を表示できる。
マルチタイムフレーム表示に対応している。
「MA-4H」は移動平均線を使用して、マルチタイムフレーム分析を行っている方に、向いているインジケーターです。
上位足の移動平均線ほど多くのトレーダーに意識され、サポートやレジスタンスとして機能する可能性も高くなるので、上位足の移動平均線を表示させておくことで、損切や利確の目安、相場の分析の手助けとなるかもしれません。