移動平均線が上向きか下向きになったらアラートで通知してくれるMT4インジケーター『MA_ALERT』
更新日時:2019年11月26日 03:43チャートから目を離している間にシグナルが発せられ、エントリーの機会を逃してしまったという経験はないでしょうか。
「MA_ALERT」は、チャート上に、SMAやEMA、SMMAなどの1本の移動平均線を表示し、その傾きが変わったときにアラートで通知するインジケーターで、以下のような方に向いています。
移動平均線を使用している方
チャートに張り付いているのが難しい方
そういった方のために、「MA_ALERT」について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
MA_ALERTの概要
「MA_ALERT」は、移動平均線が上向きまたは下向きになるとアラートウィンドウを表示して通知しますが、矢印等の描画はしません。
シンプルで汎用性の高いインジケーターですが、レンジ相場ではアラートが頻発してしまうため、期間を長めに設定してトレンドの方向性を確認する、といった使い方が良いかと思います。
ちなみに、移動平均線が下向きになったときのアラートウィンドウに表示される「decerasing」は「decreasing(低下する・衰える)」の誤字かと思われます。
MA_ALERTを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MA_ALERTのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MA_ALERTのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
makeItPlay |
アラートのON/OFF? 初期値:true falseに設定するとアラートがOFFになります。 |
maMethod |
移動平均線の種類(0=SMA, 1=EMA, 2=SMMA, 3=WMA) 初期値:0 移動平均線の種類を番号で指定します。 |
maPeriod |
移動平均線の期間 初期値:14 値に応じて移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
maShift |
移動平均線の表示移動 初期値:0 移動平均線の表示位置が変化します。 |
appliedPrice |
移動平均線の適用価格 初期値:0 移動平均線の算出に用いる価格を設定します。 |
移動平均線の種類や適応価格に関しては、一般的によく使用されるものが選択できるため、特殊な移動平均線ではない限り、大抵の方の用途に対応できるかと思います。
パラメーターは、普段使用している移動平均線に合わせて設定するとよいでしょう。
まとめ
「MA_ALERT」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下の通りです。
移動平均線の向きが変わるとアラートを発する。
レンジ相場ではアラートが頻繁に発せられる。
一般的な移動平均線に対応しているため汎用性が高い。
「MA_ALERT」は、移動平均線を使用してトレンドの分析を行っている方に向いているインジケーターです。
移動平均線の期間や種類、適用価格などが自由に設定できるため汎用性の高いインジケーターですが、先述の通りレンジ相場ではアラートが頻発してしまうため、期間を長くしたりレンジ相場ではアラートをOFFにしたりなどの工夫をしながら使用すると良いかと思います。