移動平均線を中心線にフィボナッチ比率をもとにした上下8本のチャネルを表示するMT4インジケーター『MA_Chanels_FIBO』
更新日時:2019年11月21日 11:52「MA_Chanels_FIBO」は、1本の移動平均線を基準にフィボナッチ比率分離れたところに、上下4本ずつ追加で移動平均線を表示して、チャネルを表示するインジケーターです。
「MA_Chanels_FIBO」は、以下のような方に向いています。
逆張り系の手法を使用している方
ボリンジャーバンドを使用している方
この記事では上記のような方のために、「MA_Chanels_FIBO」の使い方やパラメーターについて解説します。
MA_Chanels_FIBOの概要
「MA_Chanels_FIBO」は、ボリンジャーバンドのように移動平均線と価格の乖離率を確認したり、逆張りのエントリー材料として使用できます。
ボリンジャーバンドは、ボラティリティーによって幅が変化しますが、「MA_Chanels_FIBO」は中心線をシフトしてチャネルを表示しているため、ボラティリティーの影響を受けません。
画像のようにそれぞれの移動平均線の右側にフィボナッチ比率が表示されており、中心線に近い順から、23.5%、38.2%、50.0%、61.8%の位置に移動平均線が表示され、23.5%が白、38.2%が黄色、50%がオレンジ色、61.8%が赤色でそれぞれ表示されます。
移動平均線と価格はあまりに離れすぎると、互いに近づいていくことがよくあるため、このインジケーターのフィボナッチ比率を使用したバンドを参考に、逆張りでのエントリーができるのではないでしょうか。
なお、このインジケーターでは、中心線となる移動平均線は表示されないため、必要ならば別途追加しましょう。
MA_Chanels_FIBOを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MA_Chanels_FIBOのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MA_Chanels_FIBOのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
BarCount |
バーカウント 初期値:500 値を大きくするほどチャネルを表示する期間が長くなります。 |
MAPeriod |
移動平均線の期間 初期値:100 設定した値によって価格に対する移動平均線の反応速度が変化します。 |
MAMethod |
移動平均線の種類(0=SMA, 1=EMA, 2=SMMA, 3=WMA) 初期値:0 移動平均線の種類を番号で指定します。 |
MAPrice |
移動平均線の適用価格 初期値:0 移動平均線の算出に用いる価格を設定します。 |
fontsize |
文字の大きさ 初期値:10 ラベルに表示する文字の大きさを設定します。 |
デフォルトでは100SMAが設定されているので、使用する時間足などに合わせて適宜変更すると良いかと思います。
設定した期間によっては頻繁にバンドのラインが機能して価格が反転するので、損切りの目安に使ったり逆張りでのエントリーに使ったりすると中々良い結果が出るかもしれませんね。
まとめ
「MA_Chanels_FIBO」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
チャネルの各水準はフィボナッチ比率にもとづいている。
使い方はボリンジャーバンドに類似している。
「MA_Chanels_FIBO」は、ボリンジャーバンドで逆張りしているものの、なかなかうまくいかないという方に向いています。
ボリンジャーバンドが使いにくいと感じている方は、一度「MA_Chanels_FIBO」を試してみるのもよいかもしれません。