移動平均線と価格の乖離率をヒストグラム化したものと反転させたものをサブウィンドウに表示する「MA_Mirror」
更新日時:2019年11月21日 11:54「MA_Mirror」は、移動平均線と価格の乖離率をサブウィンドウに表示し、さらにその線を反転させた線を追加で表示するインジケーターです。
次のような方に「MA_Mirror」は向いています。
移動平均線を使用してトレンドを分析している方
トレンドフォロー系の手法を使用している方
トレンドの強さを調べたい方
以上のような方のためにこの記事では、「MA_Mirror」の見方やパラメーターの内容について解説していきますので、ぜひ。参考にしてみてください。
MA_Mirrorの概要
「MA_Mirror」を起動すると、移動平均線と価格の乖離率は赤線で、反転させた線は青線で表示されます。
レンジ相場では2本のラインが近づいて頻繁にクロスするのでフィルターとして使ったり、押し目買いや戻り売りの参考にしたりすると良いかと思います。
価格が移動平均線より上にある時は、赤線が0ラインより上に表示され、逆に価格が移動平均線より下にある時は赤線が0ラインよりも下に表示されるため、トレンドの方向性が確認しやすくなっています。
また、赤線と青線が離れていれば離れているほど、価格と移動平均線の乖離率が高く、強いトレンドが存在している可能性を示唆しています。
反転した線が表示されているので、見にくそうな印象を受けるインジケーターですが、慣れてくればトレンドの方向性や強弱などがすぐに確認できるため、サブウィンドウに表示しておくと便利かもしれません。
MA_Mirrorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MA_Mirrorのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MA_Mirrorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「MA_Mirror」のパラメーターは、移動平均線の算出期間を設定する項目と、インジケーターの表示位置を設定する項目のみと、シンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
MovingPeriod |
移動平均線の期間 初期値:20 |
MovingShift |
表示移動 初期値:0 |
「MovingPeriod」は、普段使用している移動平均線の算出期間に設定するとよいでしょう。
このインジケーターは、0の水準に水平線を表示した方が見やすくなるため、「チャート上で右クリック」→「MA_Mirror」→「レベル表示」から、0の水準にラインを追加しておくことをおすすめします。
まとめ
「MA_Mirror」の使い方やパラメーターについて解説してきましたが、基本的な見方をまとめると以下のようになります。
赤線と青線のクロス→価格と移動平均線のクロス
赤線と青線が大きく離れる→価格と移動平均線の乖離率が高い
赤線が0ラインより上で推移→上昇トレンド
赤線が0ラインより下で推移→下降トレンド
赤線と青線が頻繁にクロス→レンジ相場
「MA_Mirror」は、移動平均線とローソク足の距離をもとに、トレンドの強さを判断している方に向いているインジケーターです。
単純に移動平均線をチャート上に表示して分析するよりも、乖離率を確認しやすくなるためおすすめです。