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3本の移動平均線でレンジ相場を判断して始まりと終わりを通知してくれるMT4インジケーター『ma_rangealert』

更新日時:

ma_rangealertスクリーンショット

複数の移動平均線を表示して相場を分析しているものの、チャートに張り付いているのが難しく、シグナルを見逃してしまった経験はありませんか。

「ma_rangealert」は、3本の移動平均線と価格をもとにシグナルを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. 複数の移動平均線を使用して相場を分析している方

  2. チャートに張り付いているのが難しい方

  3. レンジ相場で取引している方

この記事ではそういった方のため「ma_rangealert」について解説します。

  1. ma_rangealertの概要
  2. ma_rangealertを表示する方法
  3. ma_rangealertのパラメーター解説
  4. まとめ

ma_rangealertの概要

「ma_rangealert」は、3本の移動平均線を表示し、レンジ相場になったと判断された時と移動平均線の傾きが変わったときにシグナルとアラートで通知するインジケーターです。

恐らくですが、3本の移動平均線と価格がクロスした時にレンジ相場になったと判断して赤の矢印を表示し、その後に3本の移動平均線がパーフェクトオーダーになり、価格が移動平均線からある程度離れたときに、レンジ相場が終わったと判断して緑の矢印を表示します。

移動平均線のクロスを売買ポイントとするインジケーターではなく、あくまでレンジ相場を判断するためのインジケーターなので、それぞれの移動平均線のパラメーターはある程度近いもの(7, 14, 35など)にしたほうが良いかと思います。

このインジケーターは、レンジ相場を判断するという特徴を持つため、エントリーの根拠として使うのではなく、フィルターの1つとして使うのが良いかと思います。

トレンドが始まったと思ったらレンジだった、なんていう経験がある人やレンジ相場での逆張り手法を使っている人にとっては非常に便利なインジケーターではないでしょうか。

ma_rangealertを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

ma_rangealertのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

ma_rangealert

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

ma_rangealertのパラメーター解説

ma_rangealertパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

SoundON

サウンドアラートのON/OFF

初期値:true

falseに設定するとサウンドアラートがOFFになります。

EmailON

メールアラートのON/OFF

初期値:false

trueに設定するとメールアラートがONになります。

MAPeriod1

短期移動平均線の期間

初期値:10

価格に対する短期移動平均線の反応速度が変化します。

MAPeriod2

中期移動平均線の期間

初期値:20

価格に対する中期移動平均線の反応速度が変化します。

MAPeriod3

長期移動平均線の期間

初期値:35

価格に対する長期移動平均線の反応速度が変化します。

MAType1

短期移動平均線の種類

初期値:1

短期移動平均線の価格に対する反応が変化します。

MAType2

中期移動平均線の種類

初期値:1

中期移動平均線の価格に対する反応が変化します。

MAType3

長期移動平均線の種類

初期値:1

長期移動平均線の価格に対する反応が変化します。

MAAppliedPrice1

短期移動平均線の適用価格

初期値:0

短期移動平均線の算出に用いる価格を設定します。

MAAppliedPrice2

中期移動平均線の適用価格

初期値:0

中期移動平均線の算出に用いる価格を設定します。

MAAppliedPrice3

長期移動平均線の適用価格

初期値:0

長期移動平均線の算出に用いる価格を設定します。

MA_RagneLimit

レンジと判断する値

初期値:10

レンジの検出に必要な最低期間を設定します。

MaxBars

バーカウント

初期値:300

インジケーターを表示する期間を設定します。

「m」から「m4」のパラメーターは、「MAType」を設定する際の番号について解説している項目で、これらのパラメーターを変更してもインジケーターの動作に影響はありません。

「p」から「p6」も同様に、「MAAppliedPrice」で適用価格を設定する際の番号を示しています。

まとめ

「ma_rangealert」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. レンジ相場が始まると赤色の矢印を表示する。

  2. レンジ相場が終わると緑色の矢印を表示する。

  3. サウンドアラート・メールアラート機能がついている。

「ma_rangealert」は、レンジ相場が形成されたことを知りたい方に、向いているインジケーターです。

このインジケーターを使用する際は、ほかのインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。