短期と長期の2本の移動平均線が接近した時にアラートでお知らせしてくれるMT4インジケーター『MA_Shrink_Alert』
更新日時:2019年11月29日 10:37移動平均線の交差をアラートで通知するインジケーターは多数存在しますが、値動きの速い相場では、アラートが出てもすでにエントリーするには遅すぎるという場合もあります。
「MA_Shrink_Alert」は、移動平均線の交差をアラートで通知するのではなく、移動平均線同士の接近を通知するインジケーターで、次のような方に向いています。
移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスでトレンドを分析している方
値動きの速い相場で取引している方
チャートに張り付いているのが難しい方
上記のような方のためにこの記事では、「MA_Shrink_Alert」について解説していきます。
MA_Shrink_Alertの概要
「MA_Shrink_Alert」は、長期移動平均線の前後5pips以内に短期の移動平均線が入ったときにサウンドアラートとポップアップウィンドウ表示を行います。
移動平均線のクロスではなく2本の線が接近していることを教えてくれるので、チャートに張り付いていなくてもいち早くクロスを捉えることができます。
ただし、制作者もコメントしているように、あくまでも複数のMAが接近したところで音が鳴るだけで、上下からMAが接近するようなケースでも鳴りますので、「音が鳴る=チャートが自分の理想の形になった」ではなく「音が鳴る=チャートが自分の理想の形になったのか確認する」といった認識で使用するのが良いそうです。
なお、このインジケーター単体では移動平均線は表示されないため、必要ならば別途追加しましょう。
MA_Shrink_Alertを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MA_Shrink_Alertのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MA_Shrink_Alertのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「MA_Shrink_Alert」のパラメーターは移動平均線の種類を指定する項目、各移動平均線の算出期間を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
maMethod |
移動平均線の種類 初期値:0 移動平均線の種類を番号で指定します。 |
s_maPeriod |
短期移動平均線の期間 初期値:21 短期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
m_maPeriod |
中期(長期)移動平均線の期間 初期値:75 中期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
「maMethod」は番号で指定する必要があり、0=SMA、1=EMA、2=SMMA、3=LWMAとなっていますので、変更したい場合はこれらの番号の中から選択しましょう。
まとめ
「MA_Shrink_Alert」について解説してきましたが、要点をまとめると以下の通りです。
長期移動平均線の5pips以内に短期移動平均線が接近するとアラートで通知する。
音が鳴る=エントリーのシグナルではない。
「MA_Shrink_Alert」は、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスを見逃したくないという方に向いているインジケーターです。
また、動きの速い相場で取引をしている方にもおすすめです。
あまりチャートに張り付きたくない人や、仕事などでチャートを見る時間が無い人にとっては、音が鳴ったときだけ自分の理想の形になっているかどうかを確認すれば良いので非常に便利なインジケーターではないでしょうか。