向きに応じて色が変化するMAを表示するMT4インジケーター「Slope_Direction_Line」
更新日時:2020年08月07日 11:36移動平均線の向きが変化したことを確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Slope_Direction_Line」は、向きに応じて色が変化する移動平均線を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
移動平均線の向きを一目で確認できる状態にしておきたい方
移動平均線をよく使用する方
以上のような方のためにこの記事では、「Slope_Direction_Line」について解説します。
Slope_Direction_Lineの概要
「Slope_Direction_Line」を起動すると、チャート上に移動平均線が表示されます。
移動平均線が上向きになっている場合は水色のラインが表示されます。
反対に、下向きになっている場合は赤色で表示されます。
「Slope_Direction_Line」の算出方法は以下の通りです。
vect=2×((「period」/2)期間移動平均線)-「period」期間移動平均線
Slope_Direction_Line=vectの(「period」の平方根)期間移動平均線
通常の移動平均線とは算出方法が異なるため、MT4標準の移動平均線とはインジケーターと挙動が若干異なります。
Slope_Direction_Lineを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Slope_Direction_Lineのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Slope_Direction_Lineのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Slope_Direction_Line」のパラメーターは、一般的な移動平均線と同様の項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
period |
算出期間 初期値:80 移動平均線の算出期間を設定します。 |
method |
算出方法 初期値:3 移動平均線の算出方法を設定します。 |
price |
適用価格 初期値:0 移動平均線の算出に用いる価格を設定します。 |
「period」は、移動平均線の算出期間を設定するための項目です。
設定した値に応じて移動平均線の反応速度が変化します。
「method」は、移動平均線の算出方法を設定するための項目で、0:単純移動平均、1:指数平滑移動平均、2:平滑化移動平均、3:加重移動平均から選択可能です。
まとめ
「Slope_Direction_Line」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
向きに応じて色が変わる移動平均線を表示する。
移動平均線が上昇している場合は青色で表示される。
移動平均線が下降している場合は赤色で表示される。
「Slope_Direction_Line」は、移動平均線の向きが変化したことを一目で確認できるようにしておきたい方に向いているインジケーターです。
移動平均線を普段から使用している方は、導入を検討してみても良いかもしれません。