変化の度合いを確認できる単純移動平均線を表示するMT4インジケーター「Simple_Expo_Moving_Averages」
更新日時:2020年07月16日 10:31テクニカル分析において、移動平均線はよく用いられるインジケーターのひとつですが、どの程度移動平均線が変化したのかを、確認できる方法があればと考えたことはないでしょうか。
「Simple_Expo_Moving_Averages」は、単純移動平均線を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
値動きの方向を確認したい方
移動平均線をよく使用する方
移動平均線がどの程度変化したのか確認したい方
以上のような方のためにこの記事では、「Simple_Expo_Moving_Averages」について解説します。
- Simple_Expo_Moving_Averagesの概要
- Simple_Expo_Moving_Averagesを表示する方法
- Simple_Expo_Moving_Averagesのパラメーター解説
- まとめ
Simple_Expo_Moving_Averagesの概要
「Simple_Expo_Moving_Averages」を起動すると移動平均線が赤色のドットで表示されます。
MT4には標準で「Moving Average」という移動平均線を表示できるインジケーターがインストールされており、移動平均線を点線で表示することも可能です。
「Moving Average」の点線はドットを等間隔で表示するのに対し、「Simple_Expo_Moving_Averages」は、1期間ごとにドットを表示します。
そのため、移動平均線の変化が大きくなるとドット同士の距離が長くなり、変化が小さくなると距離が短くなります。
「Moving Average」と比較して、1期間ごとの移動平均線の変化の度合いを確認しやすい点が「Simple_Expo_Moving_Averages」の特徴です。
Simple_Expo_Moving_Averagesを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Simple_Expo_Moving_Averagesのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Simple_Expo_Moving_Averagesのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Simple_Expo_Moving_Averages」のパラメーターは、移動平均線の算出期間を設定する項目のみで構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
MA_Period |
算出期間 初期値:13 移動平均線の算出期間を設定します。 |
「MA_Period」は、移動平均線の算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると長期的な値動きがインジケーター反映され、価格に対する反応が緩やかになります。
反対に小さな値に設定すると、短期的な値動きがインジケーターに反映され、価格に対する反応が俊敏になります。
まとめ
「Simple_Expo_Moving_Averages」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
単純移動平均線を表示する。
移動平均線はドットで表示される。
ラインで表示するよりも移動平均線の変化の幅が分かりやすい。
「Simple_Expo_Moving_Averages」は、移動平均線がどの程度変化したのか確認したい方に向いているインジケーターです。
単純移動平均線をよく使用する方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。