移動平均線の乖離率を用いてトレンド転換の兆候を表示するMT4インジケーター「SimpleMAKairi」
更新日時:2020年07月22日 09:08算出期間の異なる移動平均線同士の交差は、向きに応じてゴールデンクロス・デッドクロスと呼ばれ、トレンドが転換するシグナルとされています。
「SimpleMAKairi」は、4本の移動平均線の乖離率を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの転換を捉えたい方
長期的な値動きに沿った方向にエントリーしたい方
以上のような方のためにこの記事では、「SimpleMAKairi」について解説します。
SimpleMAKairiの概要
「SimpleMAKairi」を起動するとサブウィンドウ上に赤色・水色・黄色のラインが表示されます。
各ラインは、移動平均線同士の乖離率を算出したものです。
それぞれの乖離率は以下の方法で算出されます。
MA=「LongMA_period」期間移動平均
MA1=「MidleMA_period」期間移動平均
MA2=「ShortMA_period」期間移動平均
MA3=「sShortMA_period」期間移動平均
赤色のライン=((MA1 - MA)/MA) ×100
水色のライン=((MA2 - MA)/MA) ×100
黄色のライン=((MA3 - MA)/MA) ×100
ラインの値が低いほど移動平均線同士の距離が近く、クロスしやすい状態です。
SimpleMAKairiを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
SimpleMAKairiのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
SimpleMAKairiのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「SimpleMAKairi」のパラメーターは、4つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
LongMA_period |
長期移動平均線算出期間 初期値:200 長期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
MidleMA_period |
中期移動平均線算出期間 初期値:75 中期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
ShortMA_period |
短期移動平均線算出期間 初期値:25 短期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
sShortMA_period | 超短期移動平均線算出期間 初期値:5 超短期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
パラメーターは全て移動平均線の算出期間を設定するための項目で、設定した値に応じて移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。
まとめ
「SimpleMAKairi」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
4本の移動平均線乖離率を表示する。
全ての乖離率が0に近づいた場合、トレンドが転換する可能性がある。
「SimpleMAKairi」は、トレンドの転換点を分析したい方に向いているインジケーターです。
実際の取引で使用する前に、どの程度うまく機能するのか確認した上で使用した方が良いでしょう。