パラメーターがシンプルな単純移動平均線を表示するMT4インジケーター「simply_ma_wrong_145」
更新日時:2020年07月30日 11:47MT4には標準で移動平均線がインストールされていますが、もっとパラメーターがシンプルな移動平均線があればと考えたことはないでしょうか。
「simply_ma_wrong_145」は、単純移動平均線を表示するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
単純移動平均線をよく使用する方
移動平均線のパラメーターは算出期間しか触らない方
以上のような方のためにこの記事では、「simply_ma_wrong_145」について解説します。
simply_ma_wrong_145の概要
「simply_ma_wrong_145」を起動するとチャート上に赤色のラインで単純移動平均線が表示されます。
MT4のインジケーターは、MQL4というMT4上で動作するプログラミング言語で作成されており、移動平均線を計算するための専用の関数も用意されています。
インジケーターの開発時に移動平均線を使用する場合は、移動平均線用の関数がよく使用されますが、「simply_ma_wrong_145」では、関数を使用せずに1からコードを作成して移動平均線を算出しています。
simply_ma_wrong_145を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
simply_ma_wrong_145のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
simply_ma_wrong_145のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「simply_ma_wrong_145」のパラメーターは、移動平均線の算出期間を設定するための項目と移動平均線のオフセットを設定するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
PeriodMA |
移動平均線期間 初期値:21 価格に対する移動平均線の反応速度が変化します。 |
ShiftMA |
移動平均線のシフト 初期値:0 無効なパラメーターです。 |
「PeriodMA」は、移動平均線の算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると値動きに対する移動平均線の反応が緩やかになります。
反対に小さな値に設定すると、値動きに対する反応が俊敏になります。
「ShiftMA」は、移動平均線のオフセットを設定するための項目のようですが、ソースコード上では、インジケーターの算出には使用されていないため、値を変更しても移動平均線の表示位置に変化はありません。
MT4標準の移動平均線よりもパラメーターの項目が少ない点も「simply_ma_wrong_145」の特徴です。
まとめ
「simply_ma_wrong_145」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
単純移動平均線を表示する。
MT4標準の移動平均線よりもパラメーターがシンプル。
「simply_ma_wrong_145」は、気軽に使える移動平均線を探している方に向いているインジケーターです。
単純移動平均線をよく使用する方は試してみると良いでしょう。