FXで何やっても勝てなくて、やったコト

価格への追従速度が速くノイズが少ない移動平均線のようなラインを表示するMT4インジケーター「sinc_MA」

更新日時:2020年07月30日 11:51

sinc_MAスクリーンショット


MT4には移動平均線を表示する「Moving Average」というインジケーターが標準でインストールされていますが、もっと滑らかなラインを表示するインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。


「sinc_MA」は、移動平均線のように価格に追従するラインを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。


  1. 移動平均線をよく使用する方

  2. 移動平均線のノイズに悩まされている方

  3. 「Moving Average」以外の移動平均線を試してみたい方


上記のような方のためにこの記事では、「sinc_MA」について解説します。


  1. sinc_MAの概要
  2. sinc_MAを表示する方法
  3. sinc_MAのパラメーター解説
  4. まとめ

sinc_MAの概要


「sinc_MA」を起動するとチャート上に青色のラインが表示されます。


「sinc_MA」によって描写されるラインは、単純移動平均線や指数平滑移動平均線のような一般的な移動平均線と比較して、ノイズが少なく滑からです。


一般的な移動平均線のラインを滑らかにするには、算出期間を長くする必要があります。


一方で、算出期間が長くなると値動きに対する反応が鈍くなる傾向がありますが、「sinc_MA」のラインは滑らかなラインも描写しつつも、比較的価格への反応も速いです。


上記のような特徴から、値動きの速い相場でもしっかり価格に追従しつつも、ノイズを抑えることができます。


sinc_MAを表示する方法


まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

sinc_MAのダウンロード先は以下となります。


※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。


sinc_MA


MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。


MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法


sinc_MAのパラメーター解説


sinc_MAパラメーター画像


インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。


「sinc_MA」のパラメーターは、インジケーターの算出期間を設定するための項目とインジケーターの反応速度を調整するための項目、波の減衰を調整するための項目で構成されています。


入力項目 入力内容

N

期間


初期値:256


インジケータ-を算出する期間を設定します。

htrun

波の数


初期値:3


最後に切り捨てる波の数を設定します。

Q

減衰因数


初期値:0.5


ラインの波が変化します。


「N」はインジケーターの算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど過去に遡ってインジケーターを算出します。


インジケーターの開発者によると、「N」は2の乗数に設定しなければならないとのことです。


「htrun」は、切り捨てる波の数を設定するための項目で、小さな値に設定するとインジケーターの反応が俊敏になります。


「Q」は、波の減衰を調整するための項目で、大きな値に設定すると波が大きくなります。


まとめ


「sinc_MA」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。


  1. 移動平均線のように価格に追従するラインを表示する。

  2. 単純移動平均線や指数平滑移動平均線と比較するとノイズが少ない。

  3. 価格への反応が速い。


「sinc_MA」は、ノイズの少ない移動平均線を探している方に向いているインジケーターです。


「Moving Average」で表示可能な移動平均線が使いにくいと感じている方は、一度試してみると良いでしょう。

この記事を読んで参考になったという方は、更新の励みになりますので、各種SNSでの拡散をお願いします。Youtubeもやっていますので、チャンネル登録・高評価もお願いします。